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黙って銃をお互いに向けあうジフンとA。
「撃っていいよ、どうせ当たらないでしょ」
Aが挑発する
「お前、ジミンを逃がしてどうするつもりだ」
ジフンの言葉を聞いて驚くA
「どうするつもりかって？ばっかじゃない？決まってんじゃん、仲間だから助けに来たんだよ。ほかになにかある？お前らと違って利用しようとかそういうことは考えてないよ」
「逃げられると思うのか？」
Aは引き金をゆっくりひきながら答える
「思うよ」
パン
大きな乾いた音が部屋に響く
「いって…」
Aは腕を押さえながら言う
「なに、あんた、当てられんだ…」
Aが恨めしそうに言う
ジフンは黙って何度も引き金を引いた
パン、パン
数発のうち、いくつかがAの足や腕を貫いた
「やっ…べ…」
Aは危機を感じてその部屋から駆け出す
左足から赤いものが流れる
痛みで思うように動かせないがそれでも無理やり動かした
後ろからはゆっくりとしたペースで銃を構えたままのジフンが追いかけてくる
「まっじかよ…」
Aはそう呟いて、目を青くした
「…は？」
Aは素早く物陰に隠れながら自分の服をちぎって、止血を試みる
「どういうことだよ…」
さきほどジフンの心を読んだが、おかしかった
「ジフンじゃない…」
「正解」
Aが顔を上げるとそこには銃をこちらにむける、ジフンと違う若者の姿だった
左半分は、ジフン
右半分は、別人だ
「だ、れだお前…」
「僕は、サンド。能力は、変身。知ったところでお別れだけど」
額に当てられた銃の引き金をゆっくりとひくサンド。
「助けられなかったね、哀れ」
Aはぎゅっと目を瞑った
「ぐっ！！」
衝撃音がして、目をあけると、地面に倒れ込むサンドの姿
視線を横に向けると、両手からぱちぱちと光を放つ、ジホの姿があった
「ジホ…」
ジホはAの目の前に来る
「俺らのボスが、お前を助けろって」
「は？」
「ヒョサンヒョンだよ。」
ジホは唇の端をあげて笑った
「それにお前に拾われたわけだし」
そういって起き上がり始めたサンドに両手をかざす
ジホの目が青く染まり、両手からは先ほどよりも強い光が音を立てて弾けている
サンドが撃つのと、ジホが光を放つのと、ほぼ同時だった
「行くよ」
ジホはAの肩を担ぐと走り出した
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望月碧梨(プロフ) - 続き楽しみです！ (2022年2月5日 16時) (
レス) @page32 id: 40a836d029 (このIDを非表示/違反報告)
ソナ(プロフ) - はじめまして、ソナです。とても面白くて素敵なお話です。いつでも待ってます。 (2019年8月25日 9時) (レス) id: b222874e5c (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 届いてるかな？大好きなお話です。 (2019年7月28日 15時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - いつでも待ってます！ (2018年9月23日 9時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - この先がきになります！今読み返そうと思ってます。私は、ゆっくり、楽しみにまっていますが、無理はしないでくださいね。 (2018年7月6日 0時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LEA | 作成日時：2017年7月16日 2時
