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サンウォンはヒョノを握りながら言葉を続ける
「ヒョン忘れたんですか？僕らここに拾われなければどうなってたと思うんですか？想像力をなくしたあなたは滑稽です」
ヒョノはゆっくりと意識が遠のいていく。
パン
と乾いた音。
ソクジンが発砲した。
「…また僕らが拾いなおしてあげる」
「お前が００１か。ソクジン。氷の魔女？」
「番号で呼ばれるのも、その名前で呼ばれるのも好きじゃないなあ。」
「数々の能力者のガキを騙してここに連れてくるか、消すかしてたあんたが、拾いなおしてあげるだって。笑っちゃうね。こいつらと一緒にいてあたまおかしくなった？」
ソクジンはサンウォンに銃を向けたまま目を細めた。
「何？なんか文句あるの」
「いいや、なにもないよ。でも仲間っていうのはさ、一度持ってしまうと、そうだね、君の言う通り、頭がおかしくなってしまうよ。だって、仲間が傷ついたらこんなにも許せないんだもん」
瞬間、サンウォンの体が宙に浮いた。
油断したサンウォンの手からヒョノが落ちる。
しかし、地面にはぶつからない。
「…Aヒョンを助けてくれたお礼です」
「…さすが…アツいね…」
ヒョノが空気を取り込みながら言う
「下ろせ！」
空気中でサンウォンが叫ぶ
「うるさい。ジニヒョンを馬鹿にした罰だ」
「嬉しねえジョングク」
ソクジンは目を覚ましたジョングクの隣に立つ
「ヒョンにもあとで罰を受けてもらいますからね」
ジョングクがそういうと、ソクジンは幸せそうに目を細めた。
サンウォンは足を巨大化させ、地面に足をつける
「どいっつもこいっつもなんなわけ？所詮僕らみたいなのは、戦うことでしか存在できないんだよ！！」
サンウォンが叫ぶ
「そんなことないよ」
ソクジンはゆっくりと重心を落とした。
サンウォンに飛び掛かろうとした瞬間、体の自由が奪われる
「邪魔スンナ」
サンギュンがソクジンの体に蔦を巻き付けた。
その横にはビョンジュが。
「ヒョン！」
ジョングクが叫び、サンギュンに飛び掛かる
次々に延びてくる蔦を避けサンギュンの目の前に。
こぶしを引いて、顔面を殴る。
避けられなかったサンギュンの体が飛んだ
「君の相手はこっちだってば！」
ジョングクを持ち上げる、サンウォンの大きな手。
「くそ」
ジョングクは体をねじって手から逃げた。
ヒョノが銃を手渡す
「あ〜あんまし得意じゃないけど…」
ジョングクはそういいながら銃を構えた。
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望月碧梨(プロフ) - 続き楽しみです！ (2022年2月5日 16時) (
レス) @page32 id: 40a836d029 (このIDを非表示/違反報告)
ソナ(プロフ) - はじめまして、ソナです。とても面白くて素敵なお話です。いつでも待ってます。 (2019年8月25日 9時) (レス) id: b222874e5c (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 届いてるかな？大好きなお話です。 (2019年7月28日 15時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - いつでも待ってます！ (2018年9月23日 9時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - この先がきになります！今読み返そうと思ってます。私は、ゆっくり、楽しみにまっていますが、無理はしないでくださいね。 (2018年7月6日 0時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LEA | 作成日時：2017年7月16日 2時
