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「ビョンジュさん、僕を助けたの？」
ジミンが言う
「ちょっと馬鹿にしないでくれる？ボクはボクの判断でしか動くのやめたの。ヒョサンヒョンなんにも教えてくれないし…。それに、これでもホピちゃんに悪いと思ってるんだからね。」
ビョンジュは顔色を変えずに、懐から銃を取り出して、蔦に向ける。
「離れてな。」
パン！パン
何度か発砲音を鳴らす。
はらりと蔦の表面がめくれ、ジミンが守ったそれが倒れてくる
「ジョングガ！！！」
ジミンはしっかり抱き留めて、ジョングクの頬を叩く
「ビョンジュヒョン。逆らうの？僕らのボスは誰だか忘れたの？」
サンギュンが色のない目でビョンジュを見る
ビョンジュはなんでもないような風に肩をすくめた
「ボクの能力返してくれないボスなんて嫌だもんね。君もいい加減目を覚ましたら？」
サンギュンは唇をかむと、ビョンジュに向かって両手を出す
その両手から、いばらが飛び出した。
ビョンジュはそれをきれいに避けていく
「ねえ、君本気？ボク誰だと思ってんの？」
ビョンジュはいばらの一つを掴むと思い切り引いた。
サンギュンも引っ張られ床にたたきつけられる。
「ジミン？！君がみんなを助けるんだよ！！その番なんだよ！わかってる？！」
ジミンは頷くと、ジョングクにもう一度声をかけた。
「ジョングガ、お前は僕が守るよ」
「テヒョナ！僕にもなんか武器ちょうだい！」
ジミンは龍と戦うテヒョンに声をかけた。
テヒョンは一瞬驚いた顔をしたが、笑顔でうなずいて、自分のつかっていた剣を投げてよこした。
ジミンの方に龍が向かう
「ジミナ！！」
テヒョンが叫ぶ。
ジミンは黙って頷く
ジミンは両手で剣をぎゅっと握った
思い切り振り上げる
まっすぐに振り下ろすと、なにかの当たる感触。
攻撃をうけた龍が大きく咆哮する。
「ジミナ！危ない！！」
横からテヒョンが飛んできて、ジミンの体を横に飛ばす
龍の攻撃を正面から受けるテヒョン。
「うぐっ」
あまりの痛みに膝から崩れる。
「テヒョン！！」
ジミンが駆け寄る
「なにやってんだよ、お前が、たたかうんだろ」
テヒョンがしっしとジミンを手で追い払う
「でも…」
「やばい、ほら、もっかい、くる」
テヒョンの言う通り、龍が大きく息を吸っている
もう何度目かわからないが、ジミンは目を瞑ることしかできなかった。
「おい！なっさけないぞ！」
上から声が降る。
地響きがして、龍が倒れた。
「守られてばっかは嫌なくせに。まっすぐ見ろ。目を開けろ」
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望月碧梨(プロフ) - 続き楽しみです！ (2022年2月5日 16時) (
レス) @page32 id: 40a836d029 (このIDを非表示/違反報告)
ソナ(プロフ) - はじめまして、ソナです。とても面白くて素敵なお話です。いつでも待ってます。 (2019年8月25日 9時) (レス) id: b222874e5c (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 届いてるかな？大好きなお話です。 (2019年7月28日 15時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - いつでも待ってます！ (2018年9月23日 9時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - この先がきになります！今読み返そうと思ってます。私は、ゆっくり、楽しみにまっていますが、無理はしないでくださいね。 (2018年7月6日 0時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LEA | 作成日時：2017年7月16日 2時
