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ジョングクが死んだ。
殺したのは自分だ。
実際には生きているとわかってても、胸糞悪い。
「ねえAちゃんてば眉間にしわ寄りすぎ！そんなんじゃすぐに老けちゃうよ？」
共同の部屋でベッドに座りながらヒョノがAの前髪を撫でながらいった
「うるせえよ触るなよ気持ち悪い」
Aはその手を振り払った
「ダイジョブ。ジョングクちゃんはうまくやってる。その証拠に死んだことしか情報が入ってきてないでしょ」
「うっせぇな、あいつはうまくやるに決まってる」
不機嫌にそういうAをヒョノはにやにやしながら見る
「妬けちゃうよ〜、僕てばこんなに君に尽くしてるのに振り向いてもらえないのに対して、ジョングクには絶対的な信頼を置いてるんだねえ」
「あたりまえだろ、お前と一緒にすんな」
ヒョノはぐっとAに顔を近づける
「でもね、気をつけな。消されるのは次は君だよ。ここの連中、君を見る目が変わってきてる。きっとぼくらが知らないところで何かが動いてる。ここも盗聴器が入れられてた」
ヒョノがそういうと、小さな機械をAに見せる
「あんまし、君の仲間の話をするのはやめたほうがいい。消されちゃ、守るものも守れないからね。不本意だろ。ま、大丈夫、僕らが守ってあげる」
Aは少し顔を歪めて
「自分の身は自分で守るよ」
と低く答えた
「なあ、ところでさ、どうしてグクの時は、お前の能力使わなかったんだよ。伝われって頭でいろいろ考えたけど、きっと伝わってない」
Aが言う
「あぁ〜ドンソンの手伝いしてたからねえ。同時に二つは無理だよ」
あっけらかんと答えるヒョノ。
「ていうかお前の能力ってなんなの」
「んー。だから、僕の能力は、能力を操るっていったでしょ?」
「だからそれがわかんないんだっての」
Aが頭を掻きながら言う
「なにがわかんないのさ。例えば君の能力は、心を読む、だろ、それに僕が能力を使うと、テレパシーみたいに、人の心に話しかけられるってこと」
「じゃあさ、僕が記憶消したり、時とめたりもできるの？」
「んーとね、それはできないよ。能力にもいろいろ相性ってもんがあってさ、それに沿ってでしか僕の能力は使えない。」
「相性？」
Aの頭の周りにハテナマークが並んでいるようだった
「そ、相性。相性ってか属性ってか、んー、そういう難しいのは僕よりもビョンジュの方が詳しいから聞いてごらん」
「それは嫌だね」
「ねぇそんなにビョンジュが嫌い？」
「うるせ、で、相性って何」
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作者名：LEA | 作成日時：2017年2月11日 21時
