俺のこと、好きになってよ｜青山 × 神谷 ページ6
．
「健太〜！！」
最近、何故か陸さんに気に入られてる気がする。
用もないのにしょっちゅう話しかけてくるし、呑みに誘われるようになった気がする。
「今日さ、飲みに行こ！美味しそうな餃子のお店見つけたんだよね！」
『またですか〜？いいですけど。』
「ふふっ、じゃあリハ終わったら行こうね！」
『はい。』
離れて行ったかと思えば、何か思い出したかのようにこっちに早足で戻って来た。
「健太！」
『なんですか？』
「今日も好きだよ！！」
『はいはい、ありがとうございます。』
「もー、健太も好きって言ってよ！」
『早く行かないと壱馬と北ちゃん困りますよ。』
「今日こそは言わせるからね！！」
指を差されて、そのまま鼻歌を歌いながらボーカルリハに戻って行く。
相変わらずテンション高いなぁ。
全体リハの時も鏡越しに目が合えばウインクをされたり、立ち位置が近くなればボディタッチが激しかったり。
困るなぁ、なんてこの時は呑気に考えてた。
リハが終わって、腕を引かれるままに陸さんに連れ去られ気が付けば目の前には美味しそうな食品サンプルが並んだ中華料理屋。
予約をしててくれたみたいで、行列があるもののすぐ中に入れた。
「健太、何飲む？」
『あー、じゃあまずはレモンサワーで。陸さんは？』
「僕も健太と一緒にしよー。あと何頼む？」
『餃子はマストですよ。』
「そうだねー。じゃあ、他は適当でいい？」
『お任せします。』
店員さんを呼んで陸さんが頼んでくれて、少し経ってお待ちかねの餃子が来た。
『美味しそう…！！』
「美味しそうじゃなくて、めちゃくちゃ美味しいんだよ！」
『知ってますって！いただきますっ。』
口に入れて噛めば、陸さんが言ってることが分かった。
「…どう？」
『やばいです、めちゃめちゃ美味しいです…！！』
「だよね！好きなだけ食べていいよ！今日は僕が奢るから！」
『マジですか！ありがとうございますっ！』
追加注文でまた餃子とお酒を頼み、陸さんとの話も盛り上がるはずなのに、どんどん睡魔が襲ってくる。
「けんたー？眠い？今日はもう帰る？」
『ぜんぜん、です…よ……。』
そう返事したものの、重たくなっていく瞼に耐えられず目を閉じてしまった。
最後に見えたのは、心配そうなのに笑顔を浮かべた陸さんだった。
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ゆあらむ(プロフ) - 初めまして！！劉さんの作品を見てよくニヤニヤしてます＾＾質問なんですけどキャップと蓋ってまだ読めないですか？？ (2021年8月30日 14時) (
レス) id: 7eac3bd8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 名前変換をできるようにしていただけませんか？ (2021年3月5日 3時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
劉(プロフ) - どーるさん» リクエストありがとうございました。移行先の方で更新させていただきましたので、ご覧いただけるとありがたいです。 (2021年2月13日 0時) (レス) id: 105e717381 (このIDを非表示/違反報告)
どーる(プロフ) - まこいつの家族のため？いいえ、自分のために出てくる今までご主人様にしてもらったことをお話にしてほしいです！ (2021年1月20日 22時) (レス) id: 5dc0318c4b (このIDを非表示/違反報告)
劉(プロフ) - 亜莉沙さん» リクエストありがとうございました。移行先に方で更新させていただきましたので、ご覧頂けると有難いです。 (2021年1月20日 20時) (レス) id: 105e717381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：劉 | 作成日時：2020年12月23日 17時
