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帰り道にあるスーパーに寄ってお酒を何本か買い、僕はおつまみを作るために少し野菜も買ってもらった。
『後で絶対お金返すから！』
「いや、ええて。作ってもらうんやから。」
『でも、！！』
「ええから。な？また今度。」
買った物でさえ持ってもらって申し訳ないのに…。
って思ったから、今日はより一層美味しいのを作ろうと意気込んだ。
『お邪魔します。』
「どーぞ。そんな綺麗ちゃうけど。」
靴を脱いで、リビングに入ると黒を基調としたシックでかっこいい雰囲気の部屋で壱馬によく似合ってる。
買ってきたお酒を冷蔵庫に入れて、キッチンを借り作ったおつまみをテーブルに置くと、壱馬が腰にタオルを巻いて出てきた。
「ほく、ごめん。そこにある服取ってくれへん？」
『っ、あぁ、うん…、はい…。』
少し線が入ってる腹筋に水が滴ってる濡れた髪、見た目とは裏腹に筋肉が付いてる逞しそうな腕。
壱馬にフィルターがかかってるみたいで、とってもカッコよくて胸をグッと掴まれた。
そんな壱馬に服を渡す時に触れた指先の体温がぶわぁっと僕の体内を駆け巡り回る。
「ありがと。ちょっとの間だけ座って待っとって？」
ニコッと微笑んだ壱馬は多分、脱衣所に消えていった。
僕はお風呂上がりの壱馬に射抜かれてしまい、その場に座り込んでしまった。
『…あれはダメでしょ、かっこよすぎる…。』
へにゃへにゃになった僕を見つけた壱馬は慌ててたけど、僕が “大丈夫” と言ってソファに座らせてもらって壱馬も隣に来て座る。
持って来たオシャレなグラスにお酒を入れてもらって喉に流し込めばカッと熱くなる。
「ほんまに大丈夫なん？しんどいんやったら家まで送るで？」
『大丈夫だって！ちょっと胸が苦しくなっただけだから。』
「無理しんときや？」
『うん、ありがと。』
壱馬の気持ちを忘れようと、弱いのにいつもよりハイペースでお酒を飲み進める。
「ほく？そんな一気に飲んだらあかんって！」
『いーの、いーの、らいじょーぶらって！！』
いつもなら聞く壱馬のストップにも耳を貸さず、次々に缶を開けていく。
疲れのせいかアルコールが回るのが早くて、頭がふわふわして上手く意識が保てない。
最後にある記憶は柔らかい枕みたいなものに頭を預けていて、温かい手で撫でられていたと思う。
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ゆあらむ(プロフ) - 初めまして！！劉さんの作品を見てよくニヤニヤしてます＾＾質問なんですけどキャップと蓋ってまだ読めないですか？？ (2021年8月30日 14時) (
レス) id: 7eac3bd8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 名前変換をできるようにしていただけませんか？ (2021年3月5日 3時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
劉(プロフ) - どーるさん» リクエストありがとうございました。移行先の方で更新させていただきましたので、ご覧いただけるとありがたいです。 (2021年2月13日 0時) (レス) id: 105e717381 (このIDを非表示/違反報告)
どーる(プロフ) - まこいつの家族のため？いいえ、自分のために出てくる今までご主人様にしてもらったことをお話にしてほしいです！ (2021年1月20日 22時) (レス) id: 5dc0318c4b (このIDを非表示/違反報告)
劉(プロフ) - 亜莉沙さん» リクエストありがとうございました。移行先に方で更新させていただきましたので、ご覧頂けると有難いです。 (2021年1月20日 20時) (レス) id: 105e717381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：劉 | 作成日時：2020年12月23日 17時
