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兎「よおーし、練習すんぞ練習ー!!」
葦「そうですね」
黒「おー。お前はどーすんの?」
『私は…ボール拾いでもしましょうかね?』
____
兎「おっしゃー!あかーし、もう1本!!」
綺麗にクロスに打ち下ろされたスパイク。もう何本目だろう…
テンションが戻ったお兄、元気よすぎ!!
私も体力はあるつもりだったけど、やっぱり鈍ってるのかな…
『あれっ』
気づけば体育館の入口に、
珍しいお客さんだ。
月「…どうも」
葦「おや?」
兎「おやおや??」
黒「おやおやおや〜???」
…この前から思ってたけど、
この人たち、仲良いよな。
月「聞きたいことがあるんですが、
いいですか」
兎黒「「 いーよー 」」
月「…スミマセン、ありがとうございます」
____
月島くんの話は、
将来役に立つわけでもないのに、なぜそんなに部活に必死になれるのか、ということだった。
月島くんは現実的だなあと他人事のように思う反面、
必死になればなるほど、終わったときに全てを失ったような気持ちになることも、私は知っている。
兎「メガネくんさー!」
月「月島です」
兎「つきしまくんさー!
バレーボール楽しい?」
月「…いえ、特には」
兎「それはさー、ヘタクソだからじゃねぇ?」
あ、お兄また失礼なこと言ってる…
でも、
兎「俺は3年で、全国にも行ってるし、お前より上手い!断っ然上手い!」
月「言われなくてもわかってます」
兎「でも、
バレーが楽しいと思うようになったのは最近だ」
月「!」
これはきっと、お兄だから言えること。
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梨夢゚+(プロフ) - 蒼華さん» わーありがとうございます!!めちゃくちゃ励みになります…!亀更新になりますが、頑張りますので引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです! (2021年3月4日 14時) (レス) id: 3371d5000c (このIDを非表示/違反報告)
蒼華 - 好きっす、続きが気になります!!更新頑張ってください!!! (2021年3月3日 22時) (レス) id: ad2360c9bf (このIDを非表示/違反報告)
国見 梨夢゚+(プロフ) - 凜さん» ありがとうございます!只今私情により更新があまり出来ないので、申し訳ありませんがゆっくり待っていていただけますと嬉しいです(´˘`*) (2016年9月22日 17時) (レス) id: 83b171b608 (このIDを非表示/違反報告)
凜 - 面白いですつずきがみたいです (2016年9月15日 20時) (レス) id: 60acc756ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梨夢 | 作成日時:2016年4月7日 13時