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孤「どうしたの?こんなところで」
『あーいや、えっと…
ていうか研磨こそ!部屋にいるかと思ったよ』
孤「おれは、静かなとこに行こうと思って…
部屋は人の出入り多いし。
Aも来る?」
『え、…研磨がいいなら、お邪魔しようかな』
一瞬迷ったけど、研磨は嫌なら誘ったりしないって知ってる。
孤「うん。こっちだよ」
なので、お言葉に甘えて
私は研磨について行った。
____
着いたのは、合宿舎の屋上だった。
『うわー…』
夜空には、星が見える。すごく綺麗。
『こんなとこ、勝手に入っていいの?』
孤「おれは去年も来たから、大丈夫」
『そっか、去年…』
当たり前だけど、去年も研磨たちはここに来てるんだよね。
去年の私は…何してたっけ?
全くと言っていいほど記憶がない。
だってあのとき私は、バレーボールをやっていなかったから。
これまでもずっと、そして今も。
私にとってはバレーが全て。
そんな私が、バレーを"やる"側じゃなくなったのは、
中学2年生のときだった。
理由はとても単純。
先輩たちがいなくなって、初の公式戦。
そんな初戦で、足を怪我したのだ。
怪我は思っていたよりひどかったようで、病院に行ったらドクターストップをかけられてしまった。
その後の試合中、コートの外からただ試合を見ているだけの自分に耐えきれなくなって、
3年生になる前に、私は部活を辞めた。
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梨夢゚+(プロフ) - 蒼華さん» わーありがとうございます!!めちゃくちゃ励みになります…!亀更新になりますが、頑張りますので引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです! (2021年3月4日 14時) (レス) id: 3371d5000c (このIDを非表示/違反報告)
蒼華 - 好きっす、続きが気になります!!更新頑張ってください!!! (2021年3月3日 22時) (レス) id: ad2360c9bf (このIDを非表示/違反報告)
国見 梨夢゚+(プロフ) - 凜さん» ありがとうございます!只今私情により更新があまり出来ないので、申し訳ありませんがゆっくり待っていていただけますと嬉しいです(´˘`*) (2016年9月22日 17時) (レス) id: 83b171b608 (このIDを非表示/違反報告)
凜 - 面白いですつずきがみたいです (2016年9月15日 20時) (レス) id: 60acc756ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梨夢 | 作成日時:2016年4月7日 13時