【HQ】木兎さんの妹ちゃんは、音駒バレー部のマネージャーです。【音駒】

#猛虎に纏わる番外編4 ページ16

＿＿＿＿Aside

『勝負して、負けた方が勝った方の言うことを1個聞くの！
いい？』

猛｢ええあああはい！！！喜んで！！！！！｣

孤｢A、何言ってるの…？ていうか勝負って、何するつもり？｣

『え？そりゃもちろん、バレーだよ！！
お互いにサーブ打って、取れた数が多い方が勝ち！とか！』

猛虎、なぜか私よりテンション高いし
全力でやってくれそうで楽しみだな〜！

…と思っていたら、後ろから急に肩を叩かれた。


黒｢はいはい、キミ達
勝手なことするのはやめましょーね？｣

孤｢クロ…｣

『クロさん！？いつの間に…！』

黒｢いやー、最近山本がやたらとAの話するし、
オニーサンはお前が何かしでかすんじゃないかって心配だったんですよ｣

『クロさんすみません、私にはお兄がいるのでこれ以上兄はいらないです』

黒｢そこ気にすんのな？！｣

『大事なとこなので！』

お兄が聞いてたら確実に｢こいつの兄は俺だけだぞー！！！｣って騒ぎ出すだろうな…

そして、せっかく猛虎と勝負できるチャンスだったのに邪魔されてしまった。クロさん許さない。

黒｢まーそれはいいわ。
そんで、Aは山本に何してほしかったわけ？｣

『え、それ聞いちゃいます？』

｢そりゃ気になるからな？｣


『……私、
猛虎に呼び捨てで呼ばれたかったんです』

あ、なんか改めて言うと恥ずかしいなこれ…


…

『何か言ってくださいよ！！』

めちゃくちゃ恥ずかしい奴みたいだな私！！！

黒｢…あー、悪い悪い………くくっ｣

『なんで笑うんですか…』

さすがの(？)クロさんでも引いたのかな…まあそれならそれでいいや…。

黒｢いや、お前意外と可愛いこと言うんだなーって思ってな？
でもそれで勝負とか…やっぱりお前はお前なんだな｣

『…？？？』

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