アネモネ（shingo） (ページ21)

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この東京でちゃんとこれからの事話し合おうって決めてきた。
いつまでもこの関係でいい訳ないって。
正直に信五の事は彼氏として見れないって…
なのに今違う気持ちがいっぱいでどうしたらいいのか分からない。

信五「………なんや難しい顔して？
もしかしてこの状況で俺ふられるんか(笑)」

「………。」

信五「えっ？ホンマに？(笑)」

笑ってるけど明らかに動揺している。

信五「ちょっ…ちょっと待ってくれ。
なんでや？他に好きな奴出来たんか？
何があかんなった？
やっぱり嫌やったか？」

「違う…」

信五「じゃあなんや？
ちゃんと教えてくれな分からん。
誕生日に旅行行こうって約束したのに無理やったからか？」

「まだ引きずってたの？」

信五「当たり前や！
Aがあんな嬉しそうな声やったのに、
約束守れんかったんやからな。
あれは絶対守らないあかん約束やったんや。」

「違う。そんな事怒ったり根に持ってない。
信五はいつも私に優しくしてくれてた。
でも私は…信五に優しかったのかな？」

「はぁ？どうゆう事や？
お前はいっつも優しいやないか。
仕事終わって名前)に電話した時のお疲れ様がどんだけ心に響くか。
笑い声にどんだけ安心出来るか。
些細なことやって思うかもしれんけど、そんな些細なことに俺は癒されて頑張れとんや。」

「………」

信五「無理なら無理でちゃんも理由聞かな俺も納得出来ん。」