20 ページ20
信五side
ん………俺寝てもとったんか？
寝ぼけ頭で左側に重さを感じた。
肩に乗っかってるAの頭からは女の子独特のシャンプーの香りがした。
なんでや？
ソファーで寝とったはずやのに？
ズレた毛布を見て一人にやけた。
ん〜やっぱり可愛いな。
どうしよもない愛しさが込み上げてきた。
ホンマは力一杯抱きしめたいし、
その赤い小さな口にキスしたい。
白い肌を撫でたいし、
見た事ないAの姿を感じたい。
そんな気持ちでいっぱいのクセに、
Aに手を出す勇気がでん。
自分の欲望以上にAに嫌われることのが怖い。
こいつはどう思っとるんや？
どんなつもりで一年間恋人ごっこしてきたんや？
ちょっとでもAの中に俺は男として存在しとるんか？
そんな事聞く勇気もない俺はヘタレやな。
信五「おい、風邪ひくで。
お尻痛なるしソファーで寝。」
「しんご？」
寝ぼけながら掠れた声で呼ばれた名前。
ヤバい…理性ぶっ飛びそう(笑)
なんとか理性を保ちながらAに接するけど、そんな俺を試してるかのようにAは
俺に甘えてくる。
今までどれだけ我慢してきたか……
この状況でも我慢出来る俺ってホンマ人間的に出来とるんちゃうか(笑)
信五「風邪引くから寝るんやったらちゃんせな。」
「ん〜しんごは？」
信五「じゃあ俺も寝るし……
てかホテル戻らんのか？」
「……………。」
信五「ん？どないした？」
「……ない。」
信五「ん？なんや？？」
「ホテルはまだ戻りたくない。」
信五「なんでや？」
「なんでやって……」
信五「………」
あかん変な期待してまう。
信五「それって………」
「…………」
信五「ちゃんと言って。
じゃないと変に期待してまうやん。
ちゃうなら否定してくれたら大丈夫やし。」
「信五とちゃんと話ししたかったから」
信五「それはありがとう。
でもそれってさ、お前はそれでえんか？」
あかん。
気持ちばっかりが先走りそうや。
人間出来とるとか嘘やな。
今すぐ押し倒したいし、、、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もっち | 作成日時：2019年2月10日 0時
