イン・ザ・ショコラ 7th *Ryosuke.Y*

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それは...どういう意味ですか...！


腕を組んでさっさと校舎の中に消えていく2人を見たら。


ふら...、と眩暈がおきそうだった。


「...すいません？大丈夫ですか？」

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A「え？あぁ...大丈夫です。」


「あ、じゃあ、ここ道中なんで、ちょっと退いてもらっていいですか？」


A「え、あ、...ごめんなさい。」


私は一体神戸まで来て、何がしたかったの...一体何を見せられたの...

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「もしかして、道迷ってたりする？」


言われたとおり道の端に避けたら、可愛い感じの女子大生に声をかけられた。


別に迷ってなんかないけど、特別行きたいところもないし、この際迷った体にしよう。


「模擬授業とか興味ある？あ、模擬店もあるけど。」

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A「あ、じゃあ、授業聞きます。」


なんだかよくわからない学部の説明を受けて、親切に教室まで案内してくれた人にお礼を言った。


高校生向けの講座を受けたら、結構な時間が経っていて。


さあ、ここからどうするか。

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教室を出て、右か左かキョロキョロしていると同い年くらいの子の話し声。


「カップルコンだってー。ミスコンとかなら聞いたことあるけどさ。」


「でももう始まっちゃってるよ？」


「途中からでも観に行こ！」

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もし、私がここに入学したら...そのカップルコンとやらは...ワンチャン？


まあでも受かるかわかんないしね。


3学期にやった模試の結果はD判定だったし。


先生は伸びしろだらけだよーなんて言ってくれたけど。

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模擬店でテキトーにお昼ご飯を買って、ぶらぶらしてたら道に迷った。


気づけば人気が少ないからパンフレットを開いて元来た道を戻ろうとしたけど。


A「ここが...体育館で...って広すぎてわからん！」


パン、とパンフレットを閉じたら、隣の体育館から歓声が上がった。

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少し空いてる隙間を覗くと、広い館内のステージには見覚えのある2人。

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