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「山田先輩!写真撮ってください!」
「おめでとうございます!!ずっと好きでした!」
「記念にボタンくださいー!」
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はあ…まあ、すごいこと。
今、涼介絶対イライラしてるよ。ほら、顔が。
大貴「Aちゃん、行かなくていいの?」
心配そうに首を傾げた先輩が涼介を指差す。
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A「…大丈夫です。心配ありがとうございますね。」
そう言って大ちゃん先輩たちとお別れした。
…ボタン、あげてないといいな。
写真はいいけど…告白して来た子になんて返したんだろう。
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教室に鞄を取りに戻って、帰ろうと準備をした時もまだ3年生は残っていた。
最後の学校だもんね。
私はあと2年あるけど。
…涼介のいない学校に2年も通うのかぁ。
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A「なっが…、」
いやでも、カレンちゃんだっているし。
会いに行けばいい話だし。
そのためにバイトしてんだし!
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今日は休みをとったけど、明日からのバイトもがんばろ!
なんて意気込んでいたら、腕が引かれた。
A「わっ、…ビックリしたぁ。」
涼介「お前まじ探したんだけど…」
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群がってた女の子達をしつこい、なんて皆必死に涼介先輩に覚えてもらえるようにって爪痕残そうとしてんのに、なんでそんなこと言うかなあ。
A「あ…ボタン、全部ない…。」
涼介「しょうがねえだろ、毟り取られた。」
…モテるのも大変だね。
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ブレザーのボタンのところに紐がぷらん、と垂れ下がってる。
A「いいなぁ…」
誰かは涼介のボタン持ってるんだもんね。
私だってほしかったのに。
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涼介「は?要らねえだろ。…そのうち捨てられるし。」
A「私はちゃんととっとくもん。」
好きな人のものなら捨てるなんてできないはずだし。
それに。
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A「涼介と付き合ってるって証拠がないよ。」
涼介「あ?これがあるだろ。」
ブラウスの首元から光るネックレスを指に引っ掛けた。
A「ちょっと、千切れたらどーすんの!」
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Jumping(プロフ) - 連載お疲れ様でした!ずっと飽きずに最後まで読んでしまいました。絶対泣くところじゃないだろ!っていう電話のところでボロボロ泣きました(T_T)楽しい作品をありがとうございました! (2018年2月15日 1時) (レス) id: bfe1209bfb (このIDを非表示/違反報告)
麻里愛(プロフ) - あすみさん» 短編集とかいつかあること願ってます!! (2018年1月31日 21時) (レス) id: cc40ffa24c (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 麻里愛さん» こちらこそ長いことお付き合いくださりありがとうございました( ; ; ) 本編は関係性がややこしすぎておまけエピソードの方が書いてて楽しかったです(笑)無事ハッピーエンドになれて満足です(´ー`)笑 (2018年1月31日 15時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
麻里愛(プロフ) - いままで長い間お疲れ様でした!ほんとに、インザショコラ大好きで、個人的には本編よりおまけのほうが好きだったんですけどね笑また機会があったら短編集かなんかで見れたらなぁって思ってます…この作品は何回も泣かされたんですけど、最後が一番泣いちゃいました笑 (2018年1月29日 18時) (レス) id: cc40ffa24c (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 山本 涼香☆さん» 最後までお付き合いくださりありがとうございました!!数ある作品の中でそう言ってもらえて嬉しいです(;_;)こちらこそありがとうございました! (2018年1月28日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時:2017年12月13日 18時