Ep.3 ページ21
「あ、ほら、お菓子持った?」
A「持った!」
「カレンちゃん家に迷惑かけないようにね!」
A「わかってるよ〜。大丈夫!」
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今年はカレンちゃんと一緒に年越しすることになって、今ママにめちゃくちゃ心配されてる。
私がカレンちゃん家に迷惑かけないか、って、小学生じゃないんだからそれくらいわかってるのに。
「じゃあ、気をつけてね。」
A「うん。」
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行って来ます、と荷物を持ってドアを開けようとしたら涼介のお父さんがリビングから顔を覗かせた。
「涼介、昼過ぎにこっち着くって。」
「じゃあ夕飯頑張っちゃおうかな。」
A「...は?」
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「まだいたの、A。」
早く行かないとカレンちゃん待ってるんじゃないの?と首を傾けたママ。
A「え、待って。涼介帰ってくるの?」
「新年はこっちで迎えるんだって。」
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嘘でしょ?タイミング悪すぎない?
なんで私が家を空けるときに限って帰ってくるの!?
A「私そんなの聞いてない!」
何度かLINEのやりとりはしたけど、そんなこと一言も...
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「言ってなかったっけ?」
「でもAちゃんはお友達の家に遊びに行くって前から言ってたし。」
もっと早くに知ってたら...なんて今更考えてもどうしようもないんだけど。
なんで涼介は言ってくれなかったんだろ。
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A「っていうか知ってたなら教えてよ!」
「なんでそんな怒るのよ。」
A「なんでって...なんで彼女の私は知らな...ハッ!!」
勢いで出てしまった言葉を喉の奥にしまいこんでやりたい。
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慌てて口を塞ぐけど、ぽかん、としたママとお父さんが。
彼女?と口を揃えて首を傾げた。
「彼女って…、Aちゃん、付き合ってる、の?」
「涼介くんと?」
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違います、と首を振った。
けど、全然信じてもらえる様子もなく。
A「い、行ってきます!」
逃げるように玄関を飛び出した。
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Jumping(プロフ) - 連載お疲れ様でした!ずっと飽きずに最後まで読んでしまいました。絶対泣くところじゃないだろ!っていう電話のところでボロボロ泣きました(T_T)楽しい作品をありがとうございました! (2018年2月15日 1時) (レス) id: bfe1209bfb (このIDを非表示/違反報告)
麻里愛(プロフ) - あすみさん» 短編集とかいつかあること願ってます!! (2018年1月31日 21時) (レス) id: cc40ffa24c (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 麻里愛さん» こちらこそ長いことお付き合いくださりありがとうございました( ; ; ) 本編は関係性がややこしすぎておまけエピソードの方が書いてて楽しかったです(笑)無事ハッピーエンドになれて満足です(´ー`)笑 (2018年1月31日 15時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
麻里愛(プロフ) - いままで長い間お疲れ様でした!ほんとに、インザショコラ大好きで、個人的には本編よりおまけのほうが好きだったんですけどね笑また機会があったら短編集かなんかで見れたらなぁって思ってます…この作品は何回も泣かされたんですけど、最後が一番泣いちゃいました笑 (2018年1月29日 18時) (レス) id: cc40ffa24c (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 山本 涼香☆さん» 最後までお付き合いくださりありがとうございました!!数ある作品の中でそう言ってもらえて嬉しいです(;_;)こちらこそありがとうございました! (2018年1月28日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時:2017年12月13日 18時