＊LastChance 【まふまふ】＊

31* ページ33

A「…翔太が頼んだのが美味しすぎて、



　 何だか憎めないわ。」




真冬「ほんとに。注文だけして帰る人なんて初めて見たよ。」




私もないわー何て言って笑って、



何だかんだで時間が過ぎていく。




A「身バレ対策で、黒染めしたんだよね？」




真冬「うん。そうじゃないとライブいけないしね…。」





流石、まふまふ様だと小声で言ってニッと笑って見せる。





楽しかった食事ももう終わり。





真冬くんと会えるのも次が確定されてるわけでもない。




もしかすると、”最後”かも知れない。




立場上、あんまり関わりすぎるのも良くない。




なのに…



”また、チャンスを逃すの？”




そんな声が頭に響く。




そのチャンスは逃がしたくなんてないのは分かっている。




でも、勇気が出ないのだ。



真冬「…Aさん。」




A「はい。」



あぁ、いっそのこと当たって砕ければいいのに。




真冬「ずっと好きでした。僕の彼女になってください。」




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

新しい作品をぼちぼち書こうと思うので、

良ければお気に入り作者登録、よろしくお願いします_(._.)_

32*→←30*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す