懸念 ページ8
いつも通り、画面を眺めて食事するだけの生活をしていた。
ピンポーン、とチャイムが鳴った。
「ん、はーい…」
通話機の画面を見ると、白い髪の毛をした見慣れた顔がいた。
扉を開けてみた。
チェーンをかけたまま、開く。
「…久しぶり…！！！元気でよかった…！！！……ねぇ、開けてよ…」
高い男らしくない声で喋る男。
「…なにしにきたの、まふ」
「…………みんな、やみちゃんが死んだ死んだ言うから、様子見に来た。ほらやっぱり死んでない！」
「……あんたらしくないね、入って」
素っ気ない態度をとるが、本心は嬉しさでいっぱいだった。
ーーーーーー
「…うっふふ」
「何笑ってんの」
「いやー、やみちゃんがこうやって話してくれるのが、久しぶりで嬉しくってさ」
「…馬鹿じゃないの」
「馬鹿じゃないよ」
会話をしながら、冷蔵庫から飲み物を取り出す。
「…お茶でいい？」
「あ、うん…」
「少しは遠慮しなさいよ」
「したところで干渉してくるくせに」
「あ、バレた？ふふ」
お茶を持っていくと、まふは驚いた顔をしていた。
「…？なんで驚いてるの」
「や、やみちゃんが笑った！！そらるさんに言わなきゃ」
「は？？？」
「………あ、速攻で返事きた」
そらる
まじか。元気なんだね、よかった、死んでなくて
そらる
今度俺にも顔見させて
画面を凝視する。
「…あの、そらるさん？」
「あの、そらるさんだよ。」
「ま、まじかー。私あの人まで心配させてんのかー心が痛い…」
「……
よっし撮れた！」
パシャリと音が鳴ったと思えば、まふがこっちを撮っていた。
「…………勝手に撮るな」
「あっはは。そらるさんに見せるの。いいでしょ？」
「それなら、まぁ…」
バツが悪そうに言うが、本当は嬉しい。
「………それでね、本当はここにきた理由あるんだけど」
「それって、なに？」
「……あの、ごめん」
「………？？？なにが」
「……炎上して、4ヶ月半休んでるでしょ？」
「ああ、あんなの、もう大丈夫」
「………嘘ばっかり。」
「…な、なんで…」
「やみちゃんさー、嘘つく時いっつも目元のほくろ掻いてる」
この男は、ここまで見ているのかと、驚いた。
「どーせさ、俺を安心させるための嘘なんだろうけど、嘘つかなくていいよ。本当は助けて欲しいと思ってたりしてさ」
「なんで、そこまで………」
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みやび(プロフ) - お水さん» 私も思いました。また見たいので大変じゃなければ書いてください！！！ (2019年11月3日 0時) (
レス) id: b7d40f65ca (このIDを非表示/違反報告)
響音 - ゲイじゃなくてレズじゃないんですかね…？ (2019年10月23日 18時) (レス) id: 04104f9d42 (このIDを非表示/違反報告)
やく - り、理解が.... (2019年7月14日 13時) (レス) id: bfd9689916 (このIDを非表示/違反報告)
お水(プロフ) - すとぷり以外はもう出さないんですか、、、、？ (2019年6月16日 10時) (レス) id: cb60bd6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - もうるぅとくんと付き合ってる設定何ですか？（理解が追いつきません汗） (2019年6月11日 21時) (レス) id: 8bf1281cf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーな | 作成日時：2019年5月2日 1時
