歓声 ページ47
ライブの袖幕から待っていると、『私、アイドル宣言』が流れ、歓声がわっと大きくなった。
『かわいくね！とびきりの愛よ届け！よろしければ 名前だけでも覚えてってくださいm(_ _)m』
私一人だけでドーム一個分を埋めれるなんて、夢にも思っていなかった。
ちらりと見てみる。
ピンクと紫のサイリウムでドーム全体は埋まっている。
『レッスン開始 意気込むけれど歌って踊ってへとへと 比較されることもあるけど 私は私で ありたい』
歓声は止まらない。
ざわざわと皆の声が混ざる。
この、『私、アイドル宣言』が終われば、入場する予定だ。
セトリの順番は、まず、ロケットサイダー、わたしのアール、チェチェチェックワンツー、マリンスノーの花束を、絶対よい子のエトセトラ、エキセントリック、ただ君に晴れ、からくりピエロ、No title、その後休憩が入り、シャルル、花瓶に触れた、酷薄、踊れナンセンス、背中合わせ、チュルリラチュルリラダッダッダ、ハイドアンド・シーク、DAYBREAKFRONTLINE、フラジール、妄想感傷代償連盟。
MCが入って、最後に、今まで皆に秘密にしていた、ずっと前から作っていた曲。
【5月の終わりに、君は恋した】
…そんなことを確認していると、もうそろそろ終わりそう。
『よろしければ推しにしちゃってくれませんか？なんてねっ！ちょっぴりマジなの 期待していいですか？』
…歓声が上がる。
厚底のヒールを鳴らし、袖幕から出る。
その瞬間、大きな歓声がもっと大きな、大きな歓声になった。
袖幕から見ていた時よりも、綺麗なサイリウム。
「こんにちは！今日は、楽しんでいってください！……それじゃあ、一曲目！ロケットサイダー＿＿＿＿！」
ロケットサイダーのイントロが流れる。
「………………拝啓人類は 快晴なんかなくして＿＿＿＿＿＿＿」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…最後の一曲です…！……夕暮れの泪に 袖丈を切ったあの日 太陽が沈む その瞬間を見た気がする」
歌い出しを歌う。
「いつもぎこちないけど すきなこと なんでも上手にこなしていた ポロシャツのシワに切なさを覚え その切なささえ 愛しく思える 愛してるとは素直に言えない 思春期の葛藤でした」
自分の持ったギターで演奏する。
いわゆる、弾き語り。
「ぷつりぷつりと途切れ途切れで喋る 学校祭の準備 君と一緒になれて 幸せでした 覚束無く 手探り状態だったけど」
「＿＿＿＿好きでした」
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みやび(プロフ) - お水さん» 私も思いました。また見たいので大変じゃなければ書いてください！！！ (2019年11月3日 0時) (
レス) id: b7d40f65ca (このIDを非表示/違反報告)
響音 - ゲイじゃなくてレズじゃないんですかね…？ (2019年10月23日 18時) (レス) id: 04104f9d42 (このIDを非表示/違反報告)
やく - り、理解が.... (2019年7月14日 13時) (レス) id: bfd9689916 (このIDを非表示/違反報告)
お水(プロフ) - すとぷり以外はもう出さないんですか、、、、？ (2019年6月16日 10時) (レス) id: cb60bd6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - もうるぅとくんと付き合ってる設定何ですか？（理解が追いつきません汗） (2019年6月11日 21時) (レス) id: 8bf1281cf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーな | 作成日時：2019年5月2日 1時
