懇願 ページ46
「あーライブだ〜…」
「成功するといいね」
「あ〜そらるさん助けて〜」
「無理〜」
ライブ当日、私はメイクさんに髪の毛をアレンジされながらそらるさんと話す。
足を組みながら携帯を見ているであろうそらるさんに助けを求めるが、やはり無理だった。
「はい、出来ましたよ〜。髪の毛はツインテールにして、巻き巻きしました！ではこのあとメイクするので待っていてください」
「あ、はい、わかりました、ありがとうございます」
高めの位置で結んだ、巻いてあるツインテールを触る。
お、すごいな、これ。
ポーチの中からカラコンを取り出す。
いつもはカラコンなどしていないが、ライブや特別な日のみカラコンをする。
わりと紫っぽい色のものを付ける。
目に入ると、少しだけ涙が出てきた。
「お、なに、泣いてんの？」
「カラコンです」
笑いながらからかうそらるさんに、私は対応する。
ぐしぐしと目を擦る。
がちゃ、と扉が開き、振り向くと、すとぷりメンバーがいた。
「やっほ〜。差し入れに来たよ〜！」
紙袋を持ちながら元気な声で挨拶するなーくん。
その後ろではメンバーがいる。
「わ、ありがとう。」
「あれ、まだメイクしてないんや？」
「ああ、もうすぐメイクさん来ると思う。さっきまでヘアメイクしてた」
「そっかそっか〜。頑張れよ〜。」
状況を説明すると、さとみがそう言った。
「こんにちは」
「…やみさん、この方って？」
「そらるさん」
「えっ」
驚きの声をあげた。
「どうも、そらるさんです。すとぷりでしょ？やみちゃんから話は聞いていだっ」
「それはいいですから」
そらるさんに話をされたくないため、頭にチョップをかます。
「あはは…そらるさんみたいにくつろいでていいよ」
言われた通りに椅子に座った。
すとぷりが椅子に座った直後、扉が開いた。
「ごめんね〜。あ、こんにちは！ややみちゃん始めるよ！」
メイクアップアーティストの舛甚さんが来ると、椅子に座っていた私の後ろにたつ。
私の前には大きな鏡があるため、どんな髪型かを見ているようだ。
じっくり見たあと、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 997人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みやび(プロフ) - お水さん» 私も思いました。また見たいので大変じゃなければ書いてください！！！ (2019年11月3日 0時) (
レス) id: b7d40f65ca (このIDを非表示/違反報告)
響音 - ゲイじゃなくてレズじゃないんですかね…？ (2019年10月23日 18時) (レス) id: 04104f9d42 (このIDを非表示/違反報告)
やく - り、理解が.... (2019年7月14日 13時) (レス) id: bfd9689916 (このIDを非表示/違反報告)
お水(プロフ) - すとぷり以外はもう出さないんですか、、、、？ (2019年6月16日 10時) (レス) id: cb60bd6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - もうるぅとくんと付き合ってる設定何ですか？（理解が追いつきません汗） (2019年6月11日 21時) (レス) id: 8bf1281cf7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りーな | 作成日時：2019年5月2日 1時
