拒否 ページ30
『もうやだ。好きなんです、本当』
その言葉が脳裏に焼き付き、ずっと繰り返される。
考える度に頭が爆発しそうになるし、顔が赤くなる。
なんで、私、るぅとくんのことこんなに…。
表はころちゃんが好きだった、裏ではずっと、るぅとくんを愛していたんだ。
なんで、私、ハグも恋人繋ぎもキスも、…好きじゃない人にされたら嫌なのに。
やっぱり、るぅとくんのことがすきなの？
否定ができない。
告白の返事はなんて返したらいい？
「…やみさん」
「……あっ、え、はい」
「………」
るぅとが無言でこっちに近づく。
刹那、抱き締められる。
「……もしでいい、もし良かったら、…僕と、付き合ってくださいね」
「………うん」
「…ころんさんよりも、愛して下さい、ころんさんよりも、愛します」
基準がころんさんっておかしいけど、と笑う。
「………ゆっくりでいいから。僕は、あなたを生涯幸せにします。」
「…………プロポーズでいいの？」
「え？逆にそうじゃないと思うバカどこにいるんです？」
いつもの毒舌。
だけど、その毒舌の中に、とてつもない愛を感じた。
「……うん。また返事する。」
「………そうですか。」
離されて、ふにゃりと笑ったるぅとの顔が見えた。
＿かっこいいんだから。
私よりも背が高くて、優しくて、かっこよくて、頭良くて……。
なんで、私なの？
…私以外の人を好きになって、その人じゃ無理、って思ったの？
いつものネガティブになる癖はやめよう。
今は、この愛されている時間を楽しみたい。
だから、少しだけ、浮かれていたいな…。
「…………あの、前の告白、嘘だと思ってますか？」
「………少し、ね」
「嘘じゃないですから、ずっと、やみさんのこと、好きです」
それは、返事はいつでもいいよ、を比喩している気がして。
もう、こいつは。
ダメ女製造機。これだからガチ恋が多いんだ。
「…ふふ、じゃあまたね」
「家まで送っていきます」
「あ、そうなの、ありがとう…」
そう呟くと、少し離れていたるぅとが近付き、こう言った。
「2人だけで遊んでいる時は、恋人繋ぎも、キスも、ハグも、していいってことにしてください。あ、やみさんに彼氏がいない期間のみですが」
「…あ、それならいい…よ」
「ふふ、交渉成立ですね、ありがとうございます」
早速、と言って、恋人繋ぎを始めた。
「暖かいですね、やみさんの手。」
「ずっとるぅとくんに繋がれてたからだよ」
そう返すが、本当は嬉しい。
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みやび(プロフ) - お水さん» 私も思いました。また見たいので大変じゃなければ書いてください！！！ (2019年11月3日 0時) (
レス) id: b7d40f65ca (このIDを非表示/違反報告)
響音 - ゲイじゃなくてレズじゃないんですかね…？ (2019年10月23日 18時) (レス) id: 04104f9d42 (このIDを非表示/違反報告)
やく - り、理解が.... (2019年7月14日 13時) (レス) id: bfd9689916 (このIDを非表示/違反報告)
お水(プロフ) - すとぷり以外はもう出さないんですか、、、、？ (2019年6月16日 10時) (レス) id: cb60bd6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - もうるぅとくんと付き合ってる設定何ですか？（理解が追いつきません汗） (2019年6月11日 21時) (レス) id: 8bf1281cf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーな | 作成日時：2019年5月2日 1時
