私のツイッターを大炎上させたやつ、誰？【歌い手】

嫌い ページ28

「……………ただいま」

誰もいない家に一人、寂しさを紛らわす為、るぅとは呟く。

『…ともだちでいたいよ……』

そのころんの声が脳裏に焼き付いて離れない。

このままどうすればいいのだろうか。

共に同じグループとして、関われない雰囲気のまま過ごすのはいけないと思い、急いでトークアプリを開く。

ころんさんの表示を押して、急いで謝罪の文を書く。

『今日は本当にごめんなさい 感情的になってしまって。
同じグループとして このままでいるのはダメだと思い、
急いで謝ることを決めました、申し訳ありません』

『もし嫌いになってしまったのならすいません。
僕の軽率な行動でころんさんを不快な気持ちにしちゃって』

『少しでもいいので 早く調子を戻して
いつもの下ネタを叫んでくださいね』

「…………はぁ…」

携帯をしまう。

しまった後、とてつもない後悔に襲われた。

着替えた後、顔を洗い歯を磨く。

その後、強烈な眠気に襲われ、食事もせずにベッドに沈んだ。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

朝起きると、涙が流れていたことに気がついた。

目を擦ると、手が濡れた。

ゴシゴシを目を擦りながら、洗面所に行き、顔を洗う。

『…ともだちでいたいよ……』

やはり脳裏に焼き付いて離れない。

どうしたものか。

顔を洗い終わったあと、メッセージが来ていたことに気がついた。

『俺もごめん。
申し訳ないと思ってる。』

『また、遊ぼ』

短いころんらしい文。

素っ気ないなと微笑む。

自分が笑っていたことに気がつき、ちゃんと笑えるのか、よかったと安心する。

すると、ややみからメッセージが来た。

『おはよ、ころちゃんとトラブルあったってほんと？』

『もう解決したかな？』

ほんとですよ、もう解決しました、と返事を返す。

『そっか！よかった〜』

『気をつけてね そうだ、今日暇？良かったら気分転換に遊びに行こ』

「行くに決まってるじゃないですか」、と呟く。

行きます、準備しますね、12時渋谷駅集合でいいですか？と打つ。

返事を返すと、すぐに既読が付く。

『いいよ〜 お昼抜いてきてね ご飯食べたいから』

ややみらしい理由。

すぐさま準備する。

つい、ややみとのお出かけに気分が上がる。

嬉しいな、嬉しいなと思いながら。

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