私のツイッターを大炎上させたやつ、誰？【歌い手】

公園 ページ13

背中にべったりくっついたころんを離そうと耶美は話しかける。

「そろそろころちゃん離れて」

「……」

「ころちゃん寝てるよ」

「寝てっ…！？」

耶美が大きな目を見開く。

「……はあ…もうこいつは…」

やれやれ、と呆れた。

「…んー、あっ！見て見てさしみくん」

「だれ？俺のこと？」

「ん、この子めっちゃやみに似てない？」

「どれどれー…まじだ！」

「見て見てやみちゃん」

「…」

画面をじっくりと見る。

近くにあった鏡を手に取り、画像と自分を比べる。

「…この子かわいいな」

「どっちのこと言ってるの遠井さん」

「遠井さんじゃないしあかねじゃないから。どう見たって画像の子でしょ目悪いの？」

「俺は頭が悪い☆」

「知ってる。…ころちゃん起きちゃうからなるべく静かにね」

「はーい！るぅとくんもうちょっとそっち行って」

「これくらい？」

「そうそう！」

莉犬くんとるぅとくんは二人してスマブラをやっている。

莉犬くんはマリオ、るぅとくんはピカチュウを使っている。

「ピカチュウは「任天堂の顔は俺だ」と言っています」

「マリオは「ピカチュウになんか負けねぇ」と言っています」

バチバチだ。

「………いや、普通にお前ら家でやれよ」

「いや家ここまで広くないし…」

「一軒家じゃないし……」

「……いい分はわかった。スマブラくらい家にあ…」

「ないよ？」

「あるかも」

「るぅとくんの家でやって」

あるかも、と顎に手を当て考えている。

「…やっぱない！」

「あーほらー！！！」

「怖いの？」

「そっちじゃない」

「ホラー映画かと思ったw」

「豆腐の角に頭ぶつけて死ね」

「ひどい！？」

ーーーーーー

ころんside

たぬき寝入りをしていた。

やみにくっつきたいだけ。

やみは性格キツいかと思えばそうではない。

彼女に振られたといえば慰めてくれるし(さとみ談)、財布をやみの家に忘れたら家まで届けてくれるし(るぅと談)、動物園行きたいといえばチケットを取ってくれるし(莉犬談)、財布無くしたといえば探してくれるし(ななもり談)、好きな人が出来たといえば相談に乗ってくれるし(自分)。

え？ジェルくんがないって？

…これからあるよ。

んで、自分の好きな人が出来たっていう話なんだけどね＿

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