【テニプリ】天才少女に敵はなし!!!

なんか暇つぶしないかな、と考えた結果 ページ2

ある日のこと。


あ「え〜…なんか暇なんだけど」

ベッドの上で寝転がりながら、テニスの雑誌を読み漁る。
暇なときに楽しいことってないのかね…。
ほら、どっかの誰かみたいにいじめられてみる…とか。

あ「……そういえば」


雑誌の記事に中学テニスの特集が載っていた。
中学…といえば、あいつ日本に帰ってきたとか言ってた気がする。

………青春…だよな。


あ「時期的に地区予選ってとこ?」


ちょっとだけ乗り気になって、出掛けてみることにした。
もちろん行き先は……


***


≪青春学園前、青春学園前≫


…で。
突発的にきちゃったわけで…。
どう考えても不審者じゃん?今の自分…。


――ﾄﾞﾝｯ


あ「っと…ゴメン。悪かったね」

「わっと…こっちこそゴメンネ!」


抱えているのがラケットケース……。


あ「もしかしてテニス部?」

「そうだけど、誰かに用かにゃ?練習ならもう終わっちゃったけど…」

あ「あー…ならいいや。無駄なことしたね」


練習はもう終わりか…。
せっかく来たんだし、適当にふらついて帰ろう。



*菊丸side*


練習が終わって、帰ろうとしたら…

――ﾄﾞﾝｯ

誰かにぶつかっちゃった。


「っと…ゴメン。悪かったね」

菊「わっと…こっちこそゴメンネ!」


声が綺麗な人だった。
フードを深く被ってるせいで顔は見えないけど…


「もしかしてテニス部?」


本当は誰かに用らしかった。
でも、練習が終わっちゃったっていうと、潔く帰っていった。

誰だろ、今の……。


菊「まーいっか♪早く帰ろーっと♪」

本来の目的が、ずれた場所で果たされた→←人物紹介ってのが妥当でしょ。

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