甘ったれマンネ58 (ページ44)

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58-44サセンside ページ44

わかるよ....何年あなたを愛してきたと思ってるの....

キョロキョロしてる目

震える手

感じない痛み

ニコっと笑って作る仮面

私は今...最愛の人に...最上級の恐怖を与えてしまったんだって....。

それでも私に構うのは...

『僕のこと....好きな子だから....っ....僕のだからっ....僕のっ....っ.....』

こんなペンを作った原因が自分だと思ってるから...だね...？

『きて！....きて！......』

{ジュン....もういいよ....}

『ダメなのぉ！....おいで...おいで....っ....はやく！...』

おもちゃバッグから出した妖怪ウォッチの絆創膏...
そんなんじゃ傷は塞がらないのに...ほら...また血がついたよ...

『どいてぇ！！』

{ジュン....離して...ありがとう....ありがとう....}

大人たちをかき分け廊下に飛び出し、野次馬のように集まったEXOからは冷たい眼差し....

『逃げろ！......逃げて！....またね....またね...^^』

{.............^^}

涙が止まらなかった....

無知の恐ろしさ...純粋ゆえの行動....

罪悪感で満たされた。

SP「..........よかったですね」

{はい.....どんな裁きでも受ける覚悟です...}

SP「あなたに罪の意識があるなら...それでいいんじゃないでしょうか」

{え.......}

SP「お待たせして申し訳ございませんね。本社に確認を取ったそうです。今回事は...他言無用ということでお約束していただけるようでしたら、責任追及はしないとのことです」

{..............}

SP「誰も納得していませんよ。誰１人あなたのしたことを....警察に出さないのは。でも...決定事項ですので...」

{どうして.....どうして.....}

SP「さぁ.....ちなみにですが...SNSで拡散された場合...発信元があなたではなかろうと、責任は取っていただくとのことです。」

{はい.........申し訳ございませんでした...}

AMG「...........ペン....辞めないでやってくれな...」

{ユンジさん......}

AMG「俺の名前までバレてんのか...ｗ.....お前のせいでジュンは仕事が出来なくなるかもしれない、それでも...好きでいてやってね...」

{.....................}

AMG「とっとと帰れ....一生忘れないよ、お前の事....。」