甘ったれマンネ58 (ページ42)

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58-42サセンside ページ42

癖だった....

ジュンがテレビに出る度....雑誌に載る度...曲を出す度....
私はこの子の作った笑顔の数だけ...

自分に傷をつける癖があった....。

そんな私にこの子は返事をくれた....

僕は私のようなペンがいてくれたから自分を認めることが出来たと...。
だから次は僕の番だ、必ず中国に会いに行く。約束は難しいよね...僕は知ってる。だから...その時まで僕を見張ってて欲しい。僕は君を見張るから...。

『......痛い...痛い....zz...zz』

ジュン.....ちゃんと約束守ってくれた....。
出来ないとか言って...してくれた....。

だって....あんなJAPANっ子が...ツアー初日を中国に持ってくるなんてさ....そんなの....っ....

『ちょーだい.....』

{いや....}

『やだじゃないのぉ.....欲しいのぉ....』

SH「ジュンちゃん....」

『しっし.....僕これが欲しいの.....』

殺そう.....

私.....約束守れない....だから...一緒に....

一緒に約束を破ろう.....

{あああああああああっ！！！}

ｻﾞｧｯ！！！........

SH「ジュンちゃん！！」

{っはぁっはぁ...っはぁ....っはぁ.....}

『.............ハオラン...僕のペンでしょ....。僕...タオちゃんの回し蹴り除けられるの知ってるでしょ....ねぇ....。ハオラン相手に僕避けれないわけないじゃん....^^』

最愛の人に振りかざしたナイフは

最愛の人の利き手によって止められた。

顔に傷を負ってから庇うようになったのに...

違った。

自己防衛で避けてるだけじゃない....。相手が加害者にならないように...振り下ろす手を止めるためだった....。

SH「先生ぇ！！！ヨンジェぇ！！先生ぇ！ジュンちゃんがっ....血がぁっ！」

状況を理解してなんのためらいもなくドアを開けたスホ。

あ......捕まるんだ....。

死ぬことも出来ず.....殺すことも出来ず....

中～途半端に...

生き地獄....か.....

{っはぁ....っはぁ.....っぅ....ぅぅう...っ.....}

『泣かないで.....^^』

{あ.....あ......あああ.........}

SF「ジュン！？大丈夫か？」
SF「よくも...お前！」

『こないでぇ！！』

BK「おい......」

『来んな！こないでぇ！.......っ......責めないで.....』

BK「それは聞けない相談だな....」

SF「お前なにされたかわかってんのか....」

SH「...............～」
遥「スホ君！？退いて、どっか部屋開けて！スホ君！？」