59-22遥希医師side ページ22
原田「じゃあもう一つ血液内科の准教授から教えてやる」
遥「............」
原田「大学病院ってそんなもんだ...。だから大学病院には...助かる命と助からない命がある。だから...町医者がある。都立病院、私立病院が共存してる。」
遥「..............」
原田「お前は優秀だ。その辺の非常勤よりも他の専門科知識があって対応ができる。その証拠が当直勤務の急変時対応で出てる。じゃなきゃ脳外の黒川が推薦なんかしない、俺もしない。」
遥「いえ.....僕は...」
原田「優秀だからこそ....命を見極めてほしい。断言しよう....大学病院において、命の差は...ある。よーく覚えとけ...」
価値観の違いかもしれない。
もしかしたら...僕、これが嫌で...
これが嫌で精神科になったのかもしれない。
自分の手に命がかかりにくい科を...無意識に選んでたのかもな...。
こういう医者にならざるを得ないっていうのを...知らずして目利きで来てたから、今大学病院にいるんだと思う。
だって....
もしも血液内科だったなら、僕はこうは思わないから....。
遥「.....わかりました...。今日は失礼します....」
原田「ああ.....。あ...」
遥「わかります....。お前、合ってないよ。....でしょ?」
原田「...........」
遥「シン先生にも言われてますから....。おやすみなさい」
原田「おやすみ.....」
はぁ........
『...........zz...zz』
YJ医「..........どうしちゃったの〜...遥ちゃま〜.....」
遥「なんで」
YJ医「しーーーーっ....夢遊...」
遥「どうして」
YJ医「今の自分さえもストレスかもね。けどわからない...。スホ君のことちゃんとベッド寝かせようとしてさ...部屋入ったら徘徊してた...」
遥「.........そう..」
意識がちゃんとあるみたいにしっかり徘徊してるジュン君を見張るヨンジェ先生。
この人はソウル大に嫌気がささないのかな...。
YJ医「さすよw.....でも俺はハルキまで穏やかじゃないから。韓国ってお国柄かね...上司は絶対だし、なんせ昇進に越したことはないから...」
遥「そうか....。ないの?ピョンチャンに向けて...的な」
YJ医「まぁ....国際化に力は入れたみたいだけど。大丈夫だよ、結果企業とか学校、そこを志す若者と重役にしか影響ないしw」
遥「ふーん....」
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えび(プロフ) - いつもありがとうございます!胸が苦しくなりますね(T_T)でものめり込んでしまいます! (2016年2月22日 16時) (レス) id: becaabdd6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LARKim5 | 作成日時:2016年2月22日 6時