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82-34SHside ページ34

ベタ


SH「...........。?」


『触りたい........。僕がいないと....すーちゃん泣き虫だから.....』


ガラスにペタッとつけた青白い薄っぺらい手のひらは、何か月も触らないうちに格段に小さくなってて。
犯罪者との面会みたいなテイストになってしまうのが不本意だけど、重ねることで触れる気がしてしまう...。


でも届かなくて.....


届かなくて.....



SH「.....っ......ん"っんぅ.......はぁ.....」


『.................。』


SH「ジョンヒョンさん....来てくれるって.....?」


『.......。ううん....来ないでって...言ってある.....。』


SH「.........そう」


『でもどうせテミヒョンが来る。そんでどうせ喋る....でも...ジョンヒョンは来ないと思う....』


SH「そんなことない」


『違う.....。来ても...こうやって話すことはない....。そういう人だし....。前とは訳が違う....』


SH「..............。」


『泣かれても....ティッシュ渡しに行けないから....』


メールをチェックすれば、慣れないタイピングで返信をして
画像を見れば、ペンタブでチェックを入れて
看護師さんが携帯を持ってくれば、日本語でよそよそしく話して
韓国語で話したと思ったら、スマン先生だったり...ジェウォンさんだったり...。


僕の相手をしながら"仕事"を続けるジュンちゃんは、僕が思ってるよりもうんと気持ちを強く持っていた。


それは "打倒 病" ではなく

生涯現役であり、EXOを辞めない、SMを辞めないっていう....列記とした、JuNなりの"活動続行"の意志。


EXOが今......失いかけてる姿だった。

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作者名:LARKim5 | 作者ホームページ:http://ulog.u.nosv.org/home  
作成日時:2017年5月16日 1時

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