甘ったれマンネ77 (ページ26)

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父「A......」

『余命宣告でもされた^^？』

父「いいや....。ショーンには褒められたよ。知能指数が高いって。大学に入れるべきだってよ^^」

『高校も出てない。行けないね....♪』

珍しく頭を撫でた父さんは多くは語らず...。
移動車に乗り込んでホテルに帰った。

言わないなら聞かない。

覚悟は出来てる。でも聞きたくないから。

遥「........」

『............』

笹「..........」

AMG「..........」

『..............』

遥「腕....」

『ん......』

笹「暗すぎね...ｗ」

『思ったｗ原田おじちゃんは？』

AMG「パパと話してるよ....ずっと...」

遥「.........。なんて言われたと思う。サムに」

『.......仮病ですねｗ』

遥「行動療法に入るのが遅すぎるってさ...。そんなん知ってるよ...」

『......。怒んないで...』

遥「怒ってない...。ただ.....その.....っ.....ｸﾞｽﾞｯ...」

『泣かないだよ...遥ちゃん(゜o゜)...』

遥「..........。」

こてんぱんに医者的口撃をくらったっぽい。

遥ちゃんはサムから。
原田おじちゃんはスティーブンと、カールから。
父さんはショーンから。

心のない医療的見解だけをつらつら述べられたんだと思う。

父さん達だって羨まれる日本医療に携わってる人間だ。思う事は各々ある。
アメリカは技術があるかもしれない。でも聖職者のような立場を見たら、日本の医者の方が沢山の壁に当たってる。

遥ちゃんのリアクションが当然だし妥当だと僕は思うけどね...。

特に僕みたいな...非常識こそ常識な患者相手にしてたら。

原「A.....おいで」

『.............行けない』

原「......。わかった」

繋がれた点滴を見るなり部屋に入ってくる親父たち。
原田おじちゃんの手には封筒とタブレット、父さんは丸腰...というか...スマホを握り締めてた。

『.......。で？』

父「.......。」

原「通常であれば...."出国停止"だそうだ」

『......。ここに？なんで？』

父「フライトに耐えられる身体じゃないって...」

『..........。そう...。で？』

原「明日帰る。けど....」

『けど？早く言ってよ....』

原「.....。順天堂での入院が条件。....緒方先生の治療ｎ」
『やだ！！』

父「A.....。人の話は最後まで」
『聞けるか！....ツアーが終わってない。レコーディングも3曲残ってる！ミニアルだって撮り終わってない！』