27-49 私今見てるもん。 ページ49
■ A ■
あーん攻撃終了後、悲惨な事になったドンヘの写真を撮ったり、ドンヘを真ん中にして皆でも写真を撮った。
皆の服も少しクリームがついたりもしたけれど、激しい達成感を感じているようだった。
男の人ってどうしてこんな単純な事でここまで可愛らしい笑顔を出せるのか、不思議だし羨ましい。
ウニョクなんて相当ツボに入ったのか転げ回るようにして高音ボイスを轟かせている。
A『・・・ほんま可愛いな』
ハンギョン「え?何て言ったの?」
ニコリと微笑むハンギョンに、咄嗟に何でもないよと言ったけれど・・・え?ん?何で少し焦ってるんだろう。
少し首を捻ってみたけれど、よく分からなかった。
自分の気持ちが分からない事なんてよくある事だし、そこまで気にもならなかった。
ドンヘ「てか、主役はAなのに何で俺なの?!」
リョウクに手渡されたタオルで顔を拭いながらドンヘが吠える様にして言うと、
「Aは女性ですし。誕生日が一日しか変わらない兄さんが適任かと」
と、キュヒョンがドンヘに携帯を向けながら答えた。
A「えー!私の代わりだったの?!」
皆が頷くから一気に焦って、ドンヘに謝った。
ドンヘ「良いよ。それなら俺が毎年適任者になる。じゃ、俺ちょっと顔洗って来るね!」
早々に走って行くから「私も行って来る!」と言い残して慌てて追いかけた。
ドンヘー!と叫びながら脱衣所であろう扉を開けるとドンヘが驚いたように振り向いた。
ドンヘ「どうした?本当に気にしなくて良いから謝らないでよ?」
謝ろうとしたと同時に言われてしまったせいで、「うっ」と変な声を出してしまって笑われてしまった。
ドンヘ「てかAの顔にもクリームついてんじゃん」
A「ほんと?どこ?ここ?」
ドンヘ「違うって。ここだって」
ドンヘは笑いながら私の左頬に触れ、眉を下げて表情を少し儚げなものに変えて行く。
A「ドンヘ…?」
ドンヘ「A、俺言ったよね?もっと人を疑う心を持ってよって」
…や、やっぱ言われたの?昨日になんだよね?
記憶がないせいで上手く答えられなくて頷くだけになってしまった。
ドンヘ「・・・ここだよ」
え?…と声を出した時には唇きわっきわの所に何かが触れる感触があった。
その正体が何なのかはすぐに判明した。
だって私今見てるもん。
鏡の中で私が…ドンヘにキスされている姿を――。
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モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ ドンヘにやって貰っちゃいました!キュヒョンとはどうしようかって…まだ少し悩み中です(^▽^;) いつでも行き当たりばったりです(笑) だから長くなるのかも!話が終わった時、面白かったよと言って貰えるように頑張ります! (2013年8月11日 1時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - 27巻目!!!!そんな長い話し読んだのガラスの仮面以来やわ!名作の域だね!!!!(^^)d (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うぉーー!!!!どんへ。やりおったな?さぁぁきキュヒョンはどう出る?楽しみ~~♪♪♪ (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ 本当は毎日更新したいくらいなんですけどね…。なかなか(^^;) 多分この一章で小説一冊分くらいの文字数なんですよ。ということはこの話27巻目って事なんです。本気でやばい(;°Д°) 何でこんなに長くなっちゃったんだろう…。フフフ…アハハ…(笑) (2013年7月31日 22時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - パーティーは楽し♪♪♪最近いっぱい更新してるやーん!進んでる進んでる、大丈V!!!! (2013年7月28日 7時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モジョ | 作成日時:2013年7月1日 23時