27-04 空き瓶が役立つ時 ページ4
■ KyuHyun ■
テーブルの上の食器や空き瓶、空き缶を全て運び終え、運んだ食器は結局無事機嫌を直したリョウクが洗っている。
洗い終えた食器は引き続きイェソン兄さんが噴き上げ、その食器をウニョク兄さんが棚へとしまう。
空き缶潰しはドンヘ兄さんに引き継がれ、ソンミン兄さんは相変わらず残った料理をタッパーに詰めたりしてる。
決して広くはないキッチンに大の大人が5人、所狭しと作業を行っている。
俺はと言うと運んで来た空いたワインボトルを吟味中だったりする。
リョウク「キュヒョン…、捨てなさい!」
そして鬼ババアに今は俺が叱られていたりもする。
キュヒョン「えー!これとこれは置いときたいんだって!」
格好良いラベルがついたワインボトルは置いておきたい。
ウニョク「空き瓶なんか置いといて何の役に立つんだよ。自分の生まれ年のボトルならまだ分かるけどさ」
ソンミン「ワインは好きだけど、正直同室の僕としてはボトルが増えて行くのは困るかも」
キュヒョン「収集は男の浪漫でしょ!兄さん達だってアニメのフィギュア集めたり、楽器集めたりしてるでしょ!」
ドンヘ「何かそれ別もんじゃない?人形は何か可愛いし、楽器は仕事にも使えるじゃん。一応瓶も音はなるけどさ」
そう言って兄さんは空き瓶を手に取り、瓶の口に息を吹き入れ“ホー”と音を鳴らす。
ドンヘ「これ、曲作りに使える?曲の題名はフクロウか?ん?」
バカにバカにされるのが一番腹が立つ。
キュヒョン「この瓶で頭かち割ってやりましょうか?」
リョウク「やめなさい!それよりウニョク兄さん!イトゥク兄さんは?」
すっかり存在を忘れていたが、俺達が確かに…と頷くとウニョク兄さんは苦めの笑顔を浮かべた。
ウニョク「えーっと…それは…」
上を指差す兄さんにつられて俺達は天井を見上げた。
キュヒョン「・・・上の家ですか?!」
俺は驚いて声を上げたっていうのに、ウニョク兄さんは
「あ、何か前にもキュヒョンと同じ様な事しなかったっけ?」
と、のほほんとした笑い声を返して来た。
いつだよ。そんなの憶えてないし、どうでも良いし!
ドンヘ兄さんは食い入る様に天井を見つめているが、ウニョク兄さんは至って普通だ。
何だ?その余裕な態度は!
自分に自信がある訳か?鰯の分際で?
どうやらこの空き瓶が本気で役立つ時が来たようだな。
こいつで頭殴って目を覚ませてやりましょうか?!
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モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ ドンヘにやって貰っちゃいました!キュヒョンとはどうしようかって…まだ少し悩み中です(^▽^;) いつでも行き当たりばったりです(笑) だから長くなるのかも!話が終わった時、面白かったよと言って貰えるように頑張ります! (2013年8月11日 1時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - 27巻目!!!!そんな長い話し読んだのガラスの仮面以来やわ!名作の域だね!!!!(^^)d (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うぉーー!!!!どんへ。やりおったな?さぁぁきキュヒョンはどう出る?楽しみ~~♪♪♪ (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ 本当は毎日更新したいくらいなんですけどね…。なかなか(^^;) 多分この一章で小説一冊分くらいの文字数なんですよ。ということはこの話27巻目って事なんです。本気でやばい(;°Д°) 何でこんなに長くなっちゃったんだろう…。フフフ…アハハ…(笑) (2013年7月31日 22時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - パーティーは楽し♪♪♪最近いっぱい更新してるやーん!進んでる進んでる、大丈V!!!! (2013年7月28日 7時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モジョ | 作成日時:2013年7月1日 23時