27-25 背中の痛みに集中しろ! ページ25
■ LeeTeuk ■
下に下りる事を言い出したのは僕だったが、立ち上がったAの手首を掴んだ。
何だか…名残惜しいというか。まだまだ伝え切れてないというか。とにかくこのままは何か嫌で…。
それを見ていたヒチョルは「1分な」と言って、気を利かせて先に玄関へと歩き出した。
A「どうしたの?」
イトゥク「うん、ちょっと。もう一度抱きしめたくて…」
立ち上がって抱きしめるとAの手が背中に回った。
何だかいつでも自分の方が甘えてしまっている気がして、いつでも抱きしめられている気分になる。
結局ネックレスは外して貰って小さな箱に戻した。
Aには詳しく話せなかったけれど、下手くそだと言ったヒチョルには皆の笑顔が小さくなると嫌だからと言った。
ヒチョルはお前が良いならいいけどと言い、それからそういうお前も嫌いじゃないと言っていた。
少し照れていたから凄く好きって言われている気がして嬉しくなった。
でもこうしてAを独り占めしたくなるんだから、矛盾してるよね。
恋とはずっと矛盾し続けるものなんだなぁ…。
A「大丈夫?」
大丈夫だと答えて身体を離した。
イトゥク「あ、心配しないでね?あとでちゃんとネックレスを外して貰った理由が分かるから」
まだ肩を抱いているAが僕を見上げながら「うん」と微笑む。
可愛くて離したくない。
Aを見つめながら無防備にもほどがあるなと思ってしまう。
このまま…、僕がキスしちゃったらどうする?
そう思ったら本当にしたくなって来てしまって、駄目だと言い聞かせていた時ドンッと衝撃を受けた。
突然過ぎたのとあまりの衝撃と立っていたせいもあり、前に倒れるのが分かった。
咄嗟にAを守らなければと思って身体を反転させる。
イトゥク「っい…ったぁ…」
背中に大きな痛みを感じた事からどうやらAは守れたようだ。
イトゥク「A…大丈夫だった?」
A「だ、大丈夫…。何が起きたの?ジョンスの方こそ大丈夫?」
…が、胸の重みを感じて目を開けてみて驚いた。
胸に感じた重みはAが両手をついたせいで、何より彼女は僕の上に覆い被さっているのだから。
「お…まえら何やってんだ?」
その言葉に僕は顔を上げ、Aは振り向くと同時に完全に僕に跨る体制に…。
そ…こには座らないで欲しいかも知れない。
僕のジュニアがスーパーな事になってしまわないように、背中の痛みに集中しろ!と自分を戒める。
27-26 そことソコ→←27-24 ただのイ・ドンヘとして。
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モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ ドンヘにやって貰っちゃいました!キュヒョンとはどうしようかって…まだ少し悩み中です(^▽^;) いつでも行き当たりばったりです(笑) だから長くなるのかも!話が終わった時、面白かったよと言って貰えるように頑張ります! (2013年8月11日 1時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - 27巻目!!!!そんな長い話し読んだのガラスの仮面以来やわ!名作の域だね!!!!(^^)d (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うぉーー!!!!どんへ。やりおったな?さぁぁきキュヒョンはどう出る?楽しみ~~♪♪♪ (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ 本当は毎日更新したいくらいなんですけどね…。なかなか(^^;) 多分この一章で小説一冊分くらいの文字数なんですよ。ということはこの話27巻目って事なんです。本気でやばい(;°Д°) 何でこんなに長くなっちゃったんだろう…。フフフ…アハハ…(笑) (2013年7月31日 22時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - パーティーは楽し♪♪♪最近いっぱい更新してるやーん!進んでる進んでる、大丈V!!!! (2013年7月28日 7時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モジョ | 作成日時:2013年7月1日 23時