27-24 ただのイ・ドンヘとして。 ページ24
■ DongHae ■
反論するウニョクと、大笑いしているイェソン兄さんの声を遮る様にして携帯の着信音が鳴った。
携帯の持ち主はキュヒョンで、ヒチョル兄さんからもうすぐ下りるという連絡だった。
リョウク「え!それで結局どうするの?」
ソンミン「何か良い事思いついた人は本当にいないの?!」
イェソン「いないだろう。さくらんぼ色一色だったんだろうからな…」
ウニョク「だから!変な妄想はちょっとしかしてないってば!」
キュヒョン「結局してんじゃないですか。やめて貰えません?」
リョウク「ゲスい話はもういいから!話ずらさないでよ!」
ウニョク「げ、ゲス?!」
皆一斉に焦り出した。ウニョクは…ちょっと違った焦りなのかも知れないけど。
ドンヘ「もう最初言ってた横道のやつにするしかないんじゃない?」
俺がそう提案すると、皆はそうだねと慌てて動き出した。
何故ならケーキもプレゼントもまだ用意していなかったからだ。
リョウクとソンミン兄さんは急いで冷蔵庫を開けて、ウニョクは棚から食器を出し始める。
キュヒョンは新しいグラスを用意して、イェソン兄さんは引き出しの中からフォークを取っている。
ドンヘ「俺はこのプレゼントを兄さん達の足元に隠して来る!」
皆にそう言い残してリビングへと向かった。
こんな在り来たりなシチュエーション…本来なら俺としては横道過ぎで許せない。
ロウソクに火をつけて電気を消して待つだけじゃつまんないっていうか、せめてもう一工夫欲しくなる。
俺はドリームボーイになっていた訳でもないし、さくらんぼ色にもなってない。
皆に期待されて色々考えていたけど乙女達がこう言って来たんだ。
“皆の彼氏なら経験豊富でしょ?何か良いのない?”
それで過去を振り返った。
でも他の女にしたのと同じ事をAにもするなんて嫌だと思った。
だけど咄嗟な事で大した事も思いつかなかったからやむを得ない…。
ドンヘ「兄さん達ー!このプレゼント足元に隠させて!蹴らないでね?」
テーブルの下に紙袋を置いて顔を上げた時ふと目に入った・・・
「あ、ドンヘ!酷いよ!」
ちょうどバルコニーから戻って来たシウォンではなくて、その前にあるピアノ。
これで何かもう一工夫出来ないだろうかと考えていて、シウォンが何かを訴えていたが耳に入って来なかった。
だって俺はAを喜ばせたい。
皆の彼氏ではなく、ただのイ・ドンヘとして。
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モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ ドンヘにやって貰っちゃいました!キュヒョンとはどうしようかって…まだ少し悩み中です(^▽^;) いつでも行き当たりばったりです(笑) だから長くなるのかも!話が終わった時、面白かったよと言って貰えるように頑張ります! (2013年8月11日 1時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - 27巻目!!!!そんな長い話し読んだのガラスの仮面以来やわ!名作の域だね!!!!(^^)d (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うぉーー!!!!どんへ。やりおったな?さぁぁきキュヒョンはどう出る?楽しみ~~♪♪♪ (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ 本当は毎日更新したいくらいなんですけどね…。なかなか(^^;) 多分この一章で小説一冊分くらいの文字数なんですよ。ということはこの話27巻目って事なんです。本気でやばい(;°Д°) 何でこんなに長くなっちゃったんだろう…。フフフ…アハハ…(笑) (2013年7月31日 22時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - パーティーは楽し♪♪♪最近いっぱい更新してるやーん!進んでる進んでる、大丈V!!!! (2013年7月28日 7時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モジョ | 作成日時:2013年7月1日 23時