27-03 後ろ向いて? ページ3
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私への…プレゼント?この可愛いネックレスが?
小さな蝶々と、それよりもさらに小さな黒薔薇がついてる。
本当に可愛い…。特にこの蝶々。
羽の一番広い部分で多分3cmもないくらいの大きさだ。
シルエット部分はピンクゴールドっぽい色の金属で模られていて、羽の部分は何の素材か分からないけど上下で色が違う。
上の羽が藍色みたいに濃い青で、下の羽がくすんだ感じの青緑色だけど、両方とも綺麗な色。
イトゥク「どう…かな?気に入って貰えた?」
不安げな声に振り向いてみれば、文字通り不安げな表情を浮かべていた。
A「すっごく可愛い!でも…、凄く高価なものじゃないの?」
イトゥク「ううん?別に大した値段じゃないよ?受け取って貰える?」
A「本当に…貰っても良いの?」
そう聞くとジョンスは良いに決まってると言って小さく噴き出した。
イトゥク「ていうか受け取って貰えなきゃその子が可哀相な事になるよ。僕はさすがにそれはつけれないから」
A「ありがとう!でも…こんなに可愛いの似合うかな?」
イトゥク「絶対似合う!あ、でも…。一つだけ気掛かりな事があるんだ」
ジョンスがまた不安げな表情を浮かべるから首を傾げると、黒薔薇の方は気に入らなかったら外してくれと言われた。
可愛いのにどうしてだと聞くと、これを購入した時の話をしてくれた。
この黒薔薇は店員に半ば強引に買わされてしまったらしい。
一応オニキスという石で魔除けの効能があって一緒につけたものの、何だか花言葉が悪そうな気がするんだと気にしているみたい。
そう言えば…、忘れな草の花言葉を調べた時に薔薇も見た気がするけど黒色ってみたっけ?
覚えてないな…と思っていたらジョンスが今調べてみようかと提案して来た。
A「いいよ!だって魔除けだよ?それに凄く可愛いし外さない!」
イトゥク「本当?無理してない?」
A「してないよ?ね、つけてみても良い?」
ジョンスが頷いてくれたのを確認してからネックレスを付けようと試みたが・・・あれ?
イトゥク「ん?どうしたの?」
A「不器用で…すみません」
苦笑いを浮かべながら必死になっている私を見兼ねたのか、ジョンスが自分にやらせてくてと言ってくれた。
イトゥク「後ろ向いて?」
ネックレスを手渡し背を向け、邪魔になるであろう髪を束ねて持った。
すると、蝶と薔薇のペンダントトップが太ももにストンと落ちて来た。
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モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ ドンヘにやって貰っちゃいました!キュヒョンとはどうしようかって…まだ少し悩み中です(^▽^;) いつでも行き当たりばったりです(笑) だから長くなるのかも!話が終わった時、面白かったよと言って貰えるように頑張ります! (2013年8月11日 1時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - 27巻目!!!!そんな長い話し読んだのガラスの仮面以来やわ!名作の域だね!!!!(^^)d (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うぉーー!!!!どんへ。やりおったな?さぁぁきキュヒョンはどう出る?楽しみ~~♪♪♪ (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ 本当は毎日更新したいくらいなんですけどね…。なかなか(^^;) 多分この一章で小説一冊分くらいの文字数なんですよ。ということはこの話27巻目って事なんです。本気でやばい(;°Д°) 何でこんなに長くなっちゃったんだろう…。フフフ…アハハ…(笑) (2013年7月31日 22時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - パーティーは楽し♪♪♪最近いっぱい更新してるやーん!進んでる進んでる、大丈V!!!! (2013年7月28日 7時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モジョ | 作成日時:2013年7月1日 23時