27-02 ずるい ページ2
■ LeeTeuk ■
何でだろう…と言って小首を傾げた後、よく分からないと言って苦笑いを浮かべるA。
僕としては、はっきりした理由が分かっていて欲しかったというのが本音だ。
だって軽い眩暈が起きて無意識にウニョクの名前を口にするとか・・・はっきり言って嫌なんだけど。
しかも僕の事を少しでも意識してたらさ、他の男の名前は出さないよね。
そう考えると余計に嫌なんだけど。
でも僕がこんな事を考えてるって全然気づいてないんでしょ?
A「それで?これは…ジョンスが?」
呼び慣れてないからなのか、僕を見るAの顔は少し照れている気がする。
うぅ…ん。息が漏れてしまいそうだ。
その可愛さ…ずるいよ。普通に気持ちが上がって何でも許せてしまいそう。
イトゥク「ううん?お世話になってるケーキ屋さんの仲の良い子が作ってくれたんだ」
A「へー、凄いなぁ。器用だね。さすが女の子」
・・ケーキ屋と可愛いものを足したら女の子だと思われても仕方ないか。
イトゥク「違うよ?それを作ったのは男の子なんだ」
A「えー!それってもっと凄いかも!」
イトゥク「だよね。それね、僕達の為にサプライズで作ってくれたものなんだ」
A「僕達?」
首を傾げるAに、僕とAだよ…と交互に指を差した。
A「私?」
イトゥク「うん。ね、その小さな箱も開けてみて?」
A「開くの?本当に箱なんだ!すごーい!素手だけど良いの?」
どうぞ…と手で促すと、Aは指先で慎重に蓋部分を摘まんだ。
A「わー!本物みたい!」
どうやら中に入れたネックレスまで砂糖菓子で出来てると思われたみたいで、凄いねって言いながら可愛らしい顔を向けて来た。
イトゥク「ごめん。それは本物なんだ。遅くなっちゃったけど、誕生日おめでとう」
Aは珍しく凄く驚いていて自分へのプレゼントだと思ってなかったみたい。
本当に鈍感で本当に不思議に思ってしまう。
普通なら小さな箱を見た時点で気づくと思うし、勘の鋭い人ならケーキ屋の箱を見た時点で気づく。
うぅ…ん。胸がキュンとして、また息が漏れてしまいそうだよ。
Aは驚いてしまうほど鈍感だから難しいとばかり思っていたけど、何か良いかも知れないと思ってしまう。
鈍感だからサプライズのし甲斐があるし、いつもは見れない顔が見れるとすぐに気持ちが上がる。
ほんと…ずるい。
僕ばっかり!どんどん好きになって行くじゃないか。
40人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ ドンヘにやって貰っちゃいました!キュヒョンとはどうしようかって…まだ少し悩み中です(^▽^;) いつでも行き当たりばったりです(笑) だから長くなるのかも!話が終わった時、面白かったよと言って貰えるように頑張ります! (2013年8月11日 1時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - 27巻目!!!!そんな長い話し読んだのガラスの仮面以来やわ!名作の域だね!!!!(^^)d (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うぉーー!!!!どんへ。やりおったな?さぁぁきキュヒョンはどう出る?楽しみ~~♪♪♪ (2013年8月7日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ 本当は毎日更新したいくらいなんですけどね…。なかなか(^^;) 多分この一章で小説一冊分くらいの文字数なんですよ。ということはこの話27巻目って事なんです。本気でやばい(;°Д°) 何でこんなに長くなっちゃったんだろう…。フフフ…アハハ…(笑) (2013年7月31日 22時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - パーティーは楽し♪♪♪最近いっぱい更新してるやーん!進んでる進んでる、大丈V!!!! (2013年7月28日 7時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モジョ | 作成日時:2013年7月1日 23時