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第十話 ページ10

sha side

sha「ッチ、なんで俺が」

夕食の時間になっても無能は食堂に来なかった。
じゃんけんに負けた俺が無能を連れて来ることになった。なんで俺やねん。

sha「クッソ、さっきパー出せばよかったわ」

無能の部屋に着き、ドアを乱暴にノックする。

sha「おい無能!飯の時間や!さっさと来い!」

普段ならすぐに返事が来るはずが、今日は返事が返ってこない。
連れて来るまで戻ってくんなって言われてるんよなぁ、、、

sha「おい無能!!」

ドアノブを回すと、鍵が開いていたため、ドアを開け、中に入る

ドアを開けた先に無能はおらず、殺風景な部屋で白いカーテンが風に揺られていた。

sha「、、、は?」

机の上には大量の書類が。その中には俺の書類も混じっているようだった。
これを無能が?
書類と一緒に机の上には俺ら幹部宛のものだと思われる手紙と、辞表と書かれた封筒が置かれていた
急いでトントンにインカムを繋げる。

tn「どしたんシャオロン。無能は?」
sha「、、、無能の机の上に辞表って書いた封筒があって、、、無能は見当たらん」
tn「は?」
sha「多分、、、出てった」

ni「どういう事や、シャオロン」

後ろから声がして振り向くと、ドアに寄りかかりこちらを睨んでいる兄さんがいた。

ni「Aが出てった?どういう事や」
sha「アリサをいじめるから、、、出てけって俺らが言ったから、、、?」
ni「証拠は?」
sha「、、、」
ni「証拠もないのにAの仕業って決めつけたのか?」
sha「それは、、、!」
ni「、、、お前らには失望したわ、、、じゃあな」


そう言い、兄さんは報告書類であろう束をビリビリに破き、部屋を出て行く。

ーーーーーー
ni side

久しぶりにAに会えると思ったら、

考えるだけでイライラする。無能?そんな訳ない、Aは誰よりも有能だ。
トントンでも数日かかる書類を小一時間で終わらせ、戦闘能力はゾムより上だ。

それが無能?
ありえない。お前らの方がよっぽど無能だ。

自分の部屋に戻ると、机の上に薄紫の封筒が1つ、置かれていた。
Aからの手紙のようで、どうやら日常国に行ったらしい。
手紙には、
兄さんも知ってる人たちがいるからその国がいやになったらいつでもきて良いよ。
幹部の席は確保しとくから(`・ω・´)b
と書いてあったため、俺も幹部を辞めて日常国?に行く事にする。

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かおなし(プロフ) - 無能パロいいですなぁ…続き待ってます! (2021年11月22日 0時) (レス) @page27 id: 9b28ec8d96 (このIDを非表示/違反報告)
凛。(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2021年9月18日 19時) (レス) id: 1025bb1b69 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白い 手紙の所で感動した 続きが気になる でも 無理はしないでくださいネ (2021年9月18日 15時) (レス) id: b406379d0b (このIDを非表示/違反報告)
いちご庭園 - とてもいい作品ですね!おもわず魅せられてしまいました!この作品大好きです! (2021年9月10日 23時) (レス) id: 26f1e978d7 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム(プロフ) - とても面白いお話ですね!続き待っています! (2021年8月7日 15時) (レス) id: 85fdf7e712 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛。 | 作成日時:2021年6月14日 19時

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