【実況者】顔を隠したその少女。

第三話 ページ3

『しにーもイナリもお久。元気してた？』
sn「元気ですけどぉ…」
inr「久しぶり」
kr「しにがみくんはうるさいくらい元気だよw」
『それは大変そうだなw』

みんな変わっていないようで。

inr「Aが我々国にいるなんて思ってなかったからびっくり」
『そうw？』
sn「そうですよー！何も言わずに居なくなっちゃって！」
kr「この国では無能扱いだっけ？あのAをねぇw」
sn「ほんとに！彼奴らにはうんざりです！なんでAさんが無能扱いされてるんですか！」
『あー…a国のスパイが５年くらいいるんだけど、みんなそれに気付かずその子にデレデレ。
で、僕はその子にはめられた』
inr「スパイもわからないとかないですね」

それは思う。
言わないけど。

『もうじきやめようかな〜って思ってるんだよね軍』
kr「じゃあ俺らのとこおいでよ。ぺいんとたちは絶対賛成だから」
『こっちも無能が居なくなるだけだから大丈夫！
それにこの国の人に顔見せてないから日常国に居てもバレないし､適当な理由つけてこの軍出てくわ』
sn「部屋は取り敢えず誰かの部屋で！」
『トラとイナリって今部屋どうなってる？』
inr「私とトラゾー殿の部屋は一緒だよ」
『じゃあ昔みたいにノアくんの部屋で』
sn「えぇ！？僕の部屋は候補にも上がらないんですか！？」

だってぺいんとはうるさそうだし、イナリのとこは邪魔したくないし、しにーは…いろいろ。
ノアくんは昔、おんなじベットで寝てたし、妥当でしょ。

kr「じゃあ部屋綺麗にしとかなきゃ」
sn「元からクロノアさんの部屋綺麗ですよね！？」
『今日中に出てくから』
inr「分かった。城門兵には言っておく。もしくは一緒に行く？」
sn「いいですね！城下町の観光もしたいですし」
kr「その前にそろそろ行かないとぺいんと怒らない？」
『あ…じゃあぺいんとたちと交代しとく…？』
sn「そうですね！めんどくさそうなので！」
kr「はっきり言うね…しにがみくん」
inr「私はまだ残りますね」
『おっけ、じゃあ呼びに行くか』

仮面を付け、ノアくんとしにーを客室に連れて行く。
イナリは部屋で待つらしい。

『……失礼します』
gr「あぁ、交代…か？さっさと済ませてくれ。話が進まない」
『…申し訳ありません』
pe「やっとか！イナリさんは？」
『隣の部屋でお待ちして頂いております。では』

ぺんちゃんとトラを隣の部屋に案内し、お茶を注ぐ。
仮面を外し、話し始める。

『久しぶりだねぇ。トラ、ぺんちゃん』

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