わぁいフィナーレ戦�� ページ27
「…っ私は、何時までも『Aの味方だから』！！」
「えっ、…。」
ぐるぐるとキュアフィナーレの、菓彩あまねの、ジェントルーの、先輩の、声が。
私の、香椎Aの、ポライトルーの心の中を反響し、視界が揺れた。
「どうして、」
ポライトルーは無意識の内に地面に膝を付いて強く手を握りしめており、フィナーレは慌ててポライトルーの元に駆け寄った。
視界が揺れて、目線が定まらない。
私は先輩を見ていたいのに、
「A…、済まない」
フィナーレはポライトルーの真下の地面が雫で濡れているのを見て、歯を食いしばって、必死に我慢して、ただ謝る事しか出来なかった。
「フィナーレ！」
「プレシャス…」
遠くの方でキュアプレシャスが自分を呼ぶ声がした。
私はただプレシャスの名前を呼ぶ事しか出来なかった。
眼の前に膝を付いて肩を震わせているポライトルー…私の唯一の後輩は自身が信頼していた者全てに裏切られ絶望の最中にいたのだ。
その原因は言わずもがな私。
「ゴッソリウバウゾーは倒したわ。ポライトルーは…」
何時の間にか側に来ていたスパイシーが私の肩を叩いて伝えてくれた。
その時だけはポライトルー以外見る気が起きなかったが、視界の端でピンクと青と黄色が私を心配そうに見つめている事だけは感じた。
一筋の風が吹き、砂漠の砂埃から身を守るために私は思わず目を閉じる。
「キュアフィナーレ。」
少し離れた所から声が掛かった。
「ポライトルー…」
ポライトルーは崖の上に立っており、私を見下ろした。
「私と貴女では根本が異なっていた。
貴女はプリキュアの定めに従ってレシピッピを取り戻さなくてはならない。
私は、フィナーレに討伐されるなら…諦められる。」
仮面に隠れたポライトルーの表情は、読み取ることが出来ない。
ポライトルーはマントを翻してフィナーレ達に背を向けた。
そして立ち去るのか、と思いきや＿
「嬉しかった…ありがとう、先輩。」
ポライトルーは振り返って微笑んだ。
涙の跡がキラリと太陽に反射して輝いていた。
そして今度こそ黒い靄と共に姿を消した。
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Lynn - ラピスさん» おぉ、フィナーレ戦まで行きましたね。この調子でブンドル団である夢主（自分）をさらに強めにして下さい。後、この小説も作者さんの事も大好きです。 (12月18日 16時) (
レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» では、無理ない程度新しくストーリー更新お願いします。このシリーズハマりましたよ！もう設定も、そのまま固定で大丈夫です。 (9月19日 9時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» なら、そのままで大丈夫です。CV追加まで頼んだ自分が申し訳なかったです。 (9月10日 9時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
ラピス(プロフ) - Lynnさん» すみません、自分声優には詳しくなくて…CVは決めれないんです。申し訳ありません…。 (9月9日 22時) (レス) id: 5ef9e0ac96 (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» いえいえ、見てる自分も嬉しい限りなんでね。あ…プロフィールのとこに、CVつけて下さい。CV決まったら載せるのをお願いします。 (9月9日 14時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラピス | 作成日時：2023年4月2日 17時
