巡り合い.4 ページ18
『私は焼きそばパンを奪ってきてと言われた。
私は君の言っていることの真意が理解できなかったから焼きそばパンと焼きそばパンのレシピッピの両方を奪った。
正しい判断だったでしょう?ねぇナルシストルー。』
怪盗…否ポライトルーは捕獲箱に囚われているレシピッピを見ながらナルシストルーの名を呼んだ。
「お前…毎回俺様を呼ぶなよ…」
『だって呼んだら何だかんだ来てくれるし優しいじゃん。
あとナルシストルーって呼び捨てで呼んでいいって言ってくれたし、他にも…』
ポライトルーは上目遣いでナルシストルーを見た。
ナルシストルーがこういう行為に弱いのは把握済みである。
「だぁ〜!お前狙ってやってるだろっ!」
『うん。流石に気づかれてたか。』
「ハッキリ認めんなよ!」
ナルシストルーが頭を抱えて叫ぶ。
ポライトルーは小馬鹿にしたように笑う。
『あ、そうだこれ代わりに献上しておいてよ。』
ポライトルーはふと思い出したのかナルシストルーに捕獲箱を差し出した。
『私よりナルシストルーから渡した方がゴーダッツ様喜ぶし』
微妙な表情のナルシストルーにポライトルーはフォローの言葉を紡ぐ。
「いや、お前…俺様がお前の手柄を奪っていること知っているだろ?
何故毎回俺様に捕獲箱を渡すんだ。」
ナルシストルーは苦々しい顔をしてポライトルーに問いかけた。
ポカンとした表情を浮かべたポライトルーは笑い声をあげた。
『何そんな嘘ついちゃってるの〜
やっぱナルシストだからそういう対応の俺様カッコいいって思ってる?』
「は?」
ポライトルーはナルシストルーを下から覗き込む。
『ちゃんと知ってるよ!
だって私毎回セクレトルーに「自分で捕獲箱くらい献上しろっつーの」って言われてるし!』
「おいまたセクレトルーに敬称をつけろって怒られるぞ」
ナルシストルーはセクレトルーの真似をしているポライトルーを注意する。
『ゴーダッツ様も知っているよ、ナルシストルーが優しいこと!』
ポライトルーは半ば強引に話を纏め、ナルシストルーに捕獲箱を押し付ける。
『じゃ、よろしく〜☆』
別れの挨拶を述べたポライトルーは走り去っていく。
ナルシストルーはゆっくりと押し付けられた捕獲箱を見た。
「だからって毎回俺様に押し付けるな!!!」
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Lynn - ラピスさん» おぉ、フィナーレ戦まで行きましたね。この調子でブンドル団である夢主(自分)をさらに強めにして下さい。後、この小説も作者さんの事も大好きです。 (12月18日 16時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» では、無理ない程度新しくストーリー更新お願いします。このシリーズハマりましたよ!もう設定も、そのまま固定で大丈夫です。 (9月19日 9時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» なら、そのままで大丈夫です。CV追加まで頼んだ自分が申し訳なかったです。 (9月10日 9時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
ラピス(プロフ) - Lynnさん» すみません、自分声優には詳しくなくて…CVは決めれないんです。申し訳ありません…。 (9月9日 22時) (レス) id: 5ef9e0ac96 (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» いえいえ、見てる自分も嬉しい限りなんでね。あ…プロフィールのとこに、CVつけて下さい。CV決まったら載せるのをお願いします。 (9月9日 14時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラピス | 作成日時:2023年4月2日 17時