怪盗少女は自由人.4 ページ14
『レッツゴー!ウバウゾー!』
ポライトルーは捕獲箱を手に持ち、ウバウゾーを召喚する。
『私のターン、ウバウゾーをフィールドに召喚…!』
「いや、カードゲームじゃないんだからっ!」
ポライトルーはカッコよく手を顔の前にやり、厨二病のようなポーズをする。
しかしローズマリーの鋭いツッコミと同時にウバウゾーへの強烈な蹴りが決まり、ウバウゾーは仰向けに倒れた。
『ひ、卑怯だ!!』
「卑怯なのはそっちよ!」
ポライトルーはやいやいとローズマリーに野次を飛ばす。
ローズマリーもそれに応答しながらテンポよくウバウゾーを翻弄する。
『ウバウゾー、相手をよく見て!あいつの行動パターンを読んで!』
ポライトルーはウバウゾーに指示を出すも、ウバウゾーは所詮無機物にエネルギーを注入しただけの怪物であってそのような考える脳は持ち合わせていなかった。
そのままウバウゾーはローズマリーの身のこなしに目が追いつかず目を回して倒れてしまった。
『っ!どうしてあんたは…倒れないの!?』
ポライトルーは取り返したレシピッピと戯れているローズマリーを見て叫んだ。
「だってアタシはクックファイターよ?これくらい倒せて当然よ!」
ローズマリーはドヤ顔でポライトルーを見る。
それを聞いたポライトルーはサッと顔を青ざめさせた。
「えっと…だ、大丈夫…?」
ローズマリーはおかしな様子のポライトルーにおずおずと声をかけた。
『ク、クックファイターに捕まると元の世界に帰れないって…!
ジェントルー先輩が言ってた…!』
ポライトルーはガタガタと震え始める。
「そ、そんなことはないわよ!?
あーでもブンドル団に所属しているからにはアレかもしれないわね。」
ローズマリーはポライトルーの言葉を否定するものの完全に否定はしない。
含みのある笑顔をポライトルーに見せた。
『ヒッ』
ポライトルーは顔を恐怖に染め上げる。
「これでアタシの勝ちね、あなたは学校に行くこと!
いい?わかった?」
『ハ、ハイ…』
ローズマリーは有無を言わせずポライトルーを頷かせた。
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前編のハナシ2のどこかにクックファイターの記述があります。
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Lynn - ラピスさん» おぉ、フィナーレ戦まで行きましたね。この調子でブンドル団である夢主(自分)をさらに強めにして下さい。後、この小説も作者さんの事も大好きです。 (12月18日 16時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» では、無理ない程度新しくストーリー更新お願いします。このシリーズハマりましたよ!もう設定も、そのまま固定で大丈夫です。 (9月19日 9時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» なら、そのままで大丈夫です。CV追加まで頼んだ自分が申し訳なかったです。 (9月10日 9時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
ラピス(プロフ) - Lynnさん» すみません、自分声優には詳しくなくて…CVは決めれないんです。申し訳ありません…。 (9月9日 22時) (レス) id: 5ef9e0ac96 (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» いえいえ、見てる自分も嬉しい限りなんでね。あ…プロフィールのとこに、CVつけて下さい。CV決まったら載せるのをお願いします。 (9月9日 14時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラピス | 作成日時:2023年4月2日 17時