3.お仕事開始 ページ4
マーメン「…さん、Aさん。もうすぐ始まりますよ。」
「もう始まるの…?」
マーメン「始まりますよ。」
「……わかった。」
そう言ってボクは立ち上がり、パタパタと服を叩いた。
マーメン「もう行きますね。Aさん、頑張ってください。」
そう言ってマーメンさんはどこかに行ってしまった。
多分帰ったのかな?おじいちゃんの所に。
「んー。」と前をよく見ずに伸びをしながら歩いていたらドンッとなにかにぶつかった。
とっさに「キャッ!」と悲鳴をあげ、そのまま尻餅をつく演技をする。
?「お嬢さん、大丈夫かい?」
声のするほうを見ると見覚えのある姿が……
ハンター試験一の落ちこぼれのトンパさん
ボクがぶつかったのはこのトンパさんのようだ
「大丈夫です。」と答え、トンパさんが手を差し出してきたのでその手を掴んで引っ張ってもらい起き上がった。
トンパ「お嬢さん、新入りですね。オレはトンパと言います。」
?!?!
ほかの受験者と対応が違うぞ……
とりあえず「(人1)です」と名前を名乗る
トンパ「(人1)ちゃんか。可愛い名前ですね。」
「ありがとうございます。」
ボクは営業スマイルで対応する。
トンパ「分からない事があったら何でも俺に聞いてください。あっそうだ、つまらないものですがよければどうぞ!」
トンパさんはズボンのポケットから缶ジュースを取り出してこちらに差し出してきた。
「ごめんなさい、ジュースは苦手なんです。」
断った。
下剤入りジュースはノーサンキューです。
トンパさんはボクが断ったにも関わらずジュースを押し付けてくる。
初めてであった時もこうだったと思い出す
変わってないな、コイツは
黒い笑顔を浮かべて断ろうとしたら「ねえねえトンパさん、このジュース古くなってるよ!」とツンツン頭の男の子が言った。
トンパさんはダラダラと変な汗を流しながら「あっあっれぇ〜?おかしいなぁ〜?」と嘘を言った。
トンパさん、嘘つくの下手すぎ
毒物を扱うなら演技もできないと相手に毒盛ったことがバレて終わるだけだぞ
ツンツンくん「オレが最初に飲んでみてよかったね。森で草や木の実を試し食いしてるからだいたい味で変なものがわかるんだ。」
常人離れした特技の持ち主だ
ボクはひとり感心した
同じジュースを持っている2人の男性はジュース(の中身)をその辺に捨てていた。
トンパ「本当に申し訳ない」
そう言ってトンパさんは土下座した。
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジュリ - マーメンさんじゃなくて、ビーンズさんじゃないですか?ネテロさんの合言葉がステーキじゃなくて焼肉になっとますよ! (2018年8月18日 9時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
∞fuuka∞(プロフ) - とても面白いです。ですが、少し気になった事がありました。ゾルディック家は男兄弟ですよ?カルトもアルカも男の子です (2017年9月6日 22時) (レス) id: acc19c12ac (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - どうして名前変換されないんですか?? (2017年6月9日 23時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)
白器(プロフ) - 名前変更出来ませんでした (2017年4月7日 18時) (レス) id: 606a83cb8b (このIDを非表示/違反報告)
あや - 名前変更出来ないです。小説自体は面白いてます!(*^▽^*) (2017年3月27日 16時) (レス) id: 9a05c64937 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ラピストリア | 作者ホームページ:https://t.co/okCBwdqnMY
作成日時:2017年2月6日 1時