キルアの姉は凄腕の殺し屋"氷結姫"でした。【H×H】

18.二次試験会場 ページ19

人だかりの中にキルがひとり心配そうな表情で立っていた

ｺﾞﾝ「キールアー！！」

ゴンが手を振りながらキルのそばに駆けていく

ぐ〜

お腹から情けない音が鳴った

さーてと、お昼ご飯の時間だしお茶にしようかな

お菓子をだそうとしてポシェットをゴソゴソと漁る

意外とものがたくさん入っているから見つからない

よく前を見ずにポシェットを漁りながら歩いていると

ガシッ

という効果音と共に誰かに首根っこを掴まれた

振り向くとそこには黒い笑みを浮かべたキルが立っていた

「私に何の用かな？」

そう言っておきながらボクはキルが何か言っているにも関わらず

ポシェットをがさごそがさごそ……

「あっ、チョコロボくん出てきた」

しかもヨークシン限定いちごみるく味

ｷﾙｱ「あーっチョコロボくん！！！！しかもヨークシン限定いちごみるく味！」

「よく知ってるね！」

ｷﾙｱ「ちょうだい」

未だに首根っこを掴まれてるボク

姉を舐めすぎじゃね？

ｷﾙｱ「はい」

手を離してくれた

だから、チョコロボくんをあげました

そしたら天使のような笑顔でお礼を言われました

あれ？キルってチョコロボくんすきだっけ？

「まぁいいや」

ｺﾞﾝ「ん？」

「なんでもないよ」

覚えてないのも無理ないか

チョコロボくんはキルにあげちゃったしボクはマカロンでも食べようかな

マカロンの入ったケースを探すためボクは再びポシェットの中をがさごそと漁りはじめた

19.マカロン食べてたら合格した→←17.二次試験会場

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す