パク・ジミンという男 ページ6
『ジミニオッパ〜〜〜〜！！！』
おばあちゃんの家から歩いて数分のジミニオッパのおうちの玄関で叫ぶ。
田舎だからお隣さんと言っても大分距離はある。
「や〜！！A！？」
小走りで出てきたのは、かわいいかわいい愛しのオッパ。
受験で少し疲れたのか、痩せている。
『オッパ〜〜〜〜！！！』
私はオッパのところまで駆け寄って、勢いよく抱き着いた。
「わっ！！！ちょ、とA〜！！」
びっくりしながらも目を細くして笑うオッパ。
『明けましておめでとうオッパ！』
「ははっ、おめでとう〜！今年もよろしくね〜」
『ああああ！オッパかわいい！だいすき！』
オッパの胸に頭を摺り寄せる。
すると、オッパのにおいが私を包み込んで、私の胸はきゅぅぅっと締め付けられた。
「相変わらずの甘えんぼさんめ〜」
そう言って私の頭を撫でるオッパの顔はまだまだ私を妹としてしか見ていないようで、今度は急に胸が苦しくなる。
『もう、オッパ…』
笑ったような困ったような顔をしてしまう。
「ん？これじゃ足りないの？」
『ちがっ「よ〜しよし」
今度は背中を摩ってくれるオッパ。
違う、違うんだよオッパ。
私がオッパって呼ぶのも、こんな風に抱きしめるのも、甘えるのも、全部貴方だけなんだよ。
貴方に出会った日から、私は貴方の虜なのに。
『好きなんだって！！！オッパ！！！』
「わぁ！急に大きな声出さないでよA〜！」
『好きだって言ってるのに〜！』
「ふふ、僕も好きだっていってるでしょ？」
ああ、わかってないねオッパ。
でも仕方ない。超がつくほどの鈍感。
それが、パク・ジミンという男。
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作者です。
ここで登場人物を整理しておきます。
年齢順です。
キム・ソクジン ２５歳
チョン・クネ ２３歳
パク・ジミン＆キム・テヒョン １８歳
キム・A＆チョン・ジョングク １６歳
チェ・ユラ＆カン・シウ １５歳
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作者名：らぱん | 作成日時：2020年1月13日 0時
