恋愛初心者と不器用な恋６

後輩君の失恋とヒニムの願望 ページ48

Aさんはなんだかんだ幸せそうだ


この前この町のイオンにAさんが彼氏を連れて来るのを狙って俺もイオンに行った


そしたらビンゴ

ほんとに来ていた(笑)


最初は挑発したつもりだった


年上だろうがなんだろうが負ける気はなかったし俺だって男だってとこを見せたかったし楽しんでるのを邪魔したかった


でも結局は負けっぱなしで会うまでは全く見たこともなかったAさんの彼氏は韓国のアイドルですげーかっこいい人だったんだ

それは見た目だけじゃなく、中身も


でもほんとにヲタクで…(笑)

見た目とのギャップがやばくて…


カラオケ行った時でもAさんはほんとにヒチョルさんのことを幸せそうに見ていたんだ


俺には足下にも及ばないくらいヒチョルさんもAさんをよく見ていて彼氏としては完璧な人だと分かった


Aさんはヒチョルさんの妹的な人達が大嫌いとか言うくらいヒチョルさんはAさんに愛されてる


ヒチョルさんが羨ましいよ、ほんとに…



『…(笑)』


今日仕事前にAさんにもらったクッキーを取り出して食べながら帰った


『やっぱこの味好きだわ…』


彼女が好きでした…



ーーーーーーーーーー



GH「なぁ、ヒチョラ」

HC「んー？」

GH「お前ら最近どうなの？順調なのか？」

HC「おー。順調すぎて落ち着きすぎてる」

GH「付き合ってもうどれぐらいだ？1年経ったのか？」

HC「いやまだ。出逢ってからは1年経ったけど恋人になってまだ1年経ってない。後3ヶ月で1年」

GH「まだ1年経ってねーのに落ち着いてるってお前ら熟年カップルかよ」


今日はシンガポールから一時帰国したゴニと食事してる


まぁ普通の世間話もするけどAの話もすることもある

ジョンスと同じく


HC「あっち(A)はそう思ってるかもしんねーな。最初の頃の初々しさが減ってきたっつーか」

GH「お前はどうなんだよ？」

HC「俺？俺は逆に独占欲強くなってんだけど」

GH「へーお前がねー」

HC「あんまり会えないからあいつが日本帰る時離れたくないと思ったりな」

GH「だいぶ女々しくなったじゃねーか(笑)」

HC「遠距離恋愛って深いもんだなって付き合ってて思うようになったよ。それだけあいつに依存してるっつーかさ、厄介なライバルが現れたおかげで独占欲強くなった。今はそのライバル諦めてくれたけど」

GH「だからって縛りつけるのは辞めろよ？返って重いだけだし」

HC「んなことしねーよ。俺がされたいくらいだわ。ほら、こうやって拘束されたい」

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