恋愛初心者と不器用な恋４

同じ空の下 ページ28

普段から空見上げることない俺にAが言った一言に釣られ、俺も夜空を見上げた


ソウルの公園から見る星は綺麗だった…


HC『…』

A『ヒチョルさんあんまり空見上げることないでしょ(笑)』

HC『んー』

A『まぁヒチョルさんが空見上げてたら、どうしたんや？ってなりますよね(笑)』

HC『お前軽くデスってるか？否定はしないけど(笑)』

A『でもほんまに海を越えないと会えへんけど、同じ空の下におるんやし繋がっとると思えればこの先も大丈夫な気がします！』

HC『なんか漫画みたいだな(笑)』

A『遠距離恋愛やからそれくらいは思わんと。なんやかんや半年も続いたやん(笑)』


Aが言う言葉に説得力があった


俺が遠距離恋愛でAと半年も付き合えたのはAが理解のある彼女ってだけじゃなくて、“同じ空の下にいる”っていうAの広い心だったのかもしれない



HC『半年あっという間だったな』

A『ほんまに(笑)。いつもありがとう…』

HC『ん』

A『それじゃ帰りましょうか！』

HC『そうだな！帰ったら風呂だ』

A『お風呂掃除しときましたよー』

HC『さすが！気が利く！』

A『ヒヒヒー(笑)』



夜風に吹かれながら車道まで歩き、そこからはタクシーを拾ってマンションに帰った







ヒチョル宅。



ｶﾞﾁｬ、ﾊﾟﾀﾝ、ｶﾁｬ



「｢…｣」

A『おー！ヒボムとチェリーちゃん、おかえりんご！』

HC『お前なんだよそれ。ただいまだろ』

A『そうとも言う〜』←しんちゃん風

HC『なんで“おかえりんご！”なんだよ(笑)』

A『たまにはただいまの逆もええやん(笑)』

HC『だから“おかえりんご！”かよ(笑)』

A『そうそう！』


こいつ呑んでないのに元気だな(笑)

あ、肉食ったからか←



HC『あー俺先風呂入るわ』

A『酔いは大丈夫なん？』

HC『だいぶ冷めたから平気ー』

A『分かったー！』


Aのおかげで外にいたから酔いはだいぶ冷めてきた


着替えを持って風呂場に行く


なんかマジで同棲してる気分だ


明日には帰るのに


ーーーーーーーーーー


荷物の整理とっくに済ましとるしやることないな


とりあえずソファーに横になる


てかいつも思うけどこのソファーほんまデカイな！寝られるんちゃうか？


A『…』


暇やからスマホをいじりながらヒチョルさんの風呂上がりを待つ


A『お』


ホンギさんがインスタにヒチョルさんとの写真をupしてました

ちっちゃいことは気にするな→←彼女の大事な話

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