恋愛初心者と不器用な恋４

ドンヘの淡い失恋 ページ17

DH『自信持って！この前ヒチョリヒョンの部屋行った時ヒョンすげーヤキモチ妬いてたから間違いなく幸せだよきっと！僕が保証する！』

A『ドンヘさん(笑)』

DH『だから、ヒチョリヒョンとAさん別れないでね。2人お似合いだから！…あ、僕そろそろ行くね！Aさんと話せてよかった！』

A『うちも久しぶりにお会い出来て嬉しかったです』

DH『じゃあね！アンニョン！』

A「アンニョン！」


ドンヘさんほんまええ人やな…


ドンヘさんの言う通り、ヒチョルさんじゃなくてドンヘさんのが先に出逢ってたら今頃どうなってたんやろ


分からんよね、やっぱり…


こんな平々凡々な日本人のELFやのに


A『てかお似合いって初めて言われた！』


やっぱりドンヘさんええ人やー



ーーーーーーーーーー



DH「フラれちゃった…」


初めて会った時はヒチョリヒョンの彼女が男性不信って聞いてどんな人なんだろって思ってた


会ってみたらすげー気さくで、優しい感じで、常識もあって、控えめで、笑顔が可愛くて、すごく好感が持てる印象だったんだ


また会ってみたいなって思ったあの日


だけど彼女には彼氏のヒチョリヒョンがいて、愛されてて、彼女もまたヒョンを想っていて…やっぱり俺が入る隙間さえないんだなって今日話してて改めて気づいたんだ


俺が彼女に好意を持とうとしたのはヒョンによって男性不信が治ったAさん自身だったんだって気づいたら悔しくなった


もし俺がヒチョリヒョンより早くAさんに出逢ってたら彼女の男性不信を治せたかな？


それさえも分かんないや


彼女は言った


俺には自分より素敵な人がいると


俺が想う素敵な人はAさんなのに、Aさんはそれを否定して笑って明るく面白く、話を変えた


でもそうやってAさんが男相手に笑って明るく話せるのはやっぱりヒチョリヒョンのおかげなんだ


DH「アッハ！(笑)…ほんとヒチョリヒョンには敵わないな…」


男の俺から見てもかっこいいもん！

ヲタクだけど←


俺のちょっとした淡い恋はすぐに幕を閉じた


DH「“お似合いだから！”なんて言わなきゃよかった…(笑)」


だって悔しいし！


DH「アハッ…(笑)」


笑ってるのに涙がこぼれ落ちた


手の甲で涙を拭いで飲み差しのマビのアメリカーノを置いて車のエンジンをかけて発進させた


今度ヒョクに会ったら話聞いてもらおうかな


俺にはヒョクがいるもん！


可愛いELFがいるもん！


俺だって幸せだ！！

・作者より (8/15 up)→←もしかしたら…

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