惚れた弱み ページ22
なんでこうも上手くいかねーのか
俺は何度あいつを泣かせたら気が済むのか
HC「はぁー…」
マンションの外に出てちょっと風に当たる
風呂上がりだし風邪ひくかもだからあんまり長時間長く外におれねーけど頭を冷ますにはちょうどいい
あいつはいつも自分のことより他人のことしか考えない
そのせいで俺のことも彼女としての立場を忘れてんのかって思ってたのもある
だからカッてなったのかもしれない
今まで喧嘩なんかしなかったのに今日1日に2回も…
だけどそれは互いを思ってのことなんてとっくに気づいてるのに…
俺はAのどこを好きになったんだろうか
消極的で、男性不信で、面食いで、パボで、自信がなくて、不器用なのに…
頑張り屋で、勉強熱心で、話飽きずに聞いてくれて、料理上手くて、気が利いて、笑顔が可愛くて、ELF思いで、俺のペンで、俺のこと好きで、いい人すぎて、優しい…
HC「ハッ…全部じゃねーか(笑)」
Aの全部に惚れちまってんじゃねーかよ
いい歳超えてつまんねー意地張って喧嘩する俺らって…
HC「風邪ひく前に戻ろ…」
結局俺はAが好きで、Aも俺が好きだから付き合ってるわけで
ちゃんと恋愛を隠してるAを責めるのは俺の間違いだって気づいた
それに今問題なのはAの言う通り、これからだ
まぁ明日には事務所に言うけど、あの子の事務所がどう応えるかが問題だ
ｶﾞﾁｬ、ﾊﾟﾀﾝ…
「｢…｣」
HC「Aは？」
「｢…｣」
ヒボムとチェリーについて行くとAは台所で洗い物してた
なんか聞こえる
A『うち彼女失格やんな。自分の彼氏を引き止めることも出来ん(笑)』
HC『…』
A『重い女になりたくないしまたあの頃みたいに避けられるのが怖いし…』
HC『…』
A『いつも肝心な時に手が震える…』
HC『…』
A『ほんまは“行かんといて…”って言いたかったのにっ…』
HC『…』
A『自分から抱きつくことも触れることも出来んなんて臆病者やわっ…』
HC『そういうことか』
A『！！！』
HC『お前がいつも苦しんでた理由』
A『ヒチョルさんいつからいたん！？』
HC『彼女失格って言ったとこから』
A『…』
この前来た時からずっと泣いてた理由がそれか
俺はずっと気づけなかったのか
その震える手に…
HC『俺はお前を避けないし、むしろ抱きついてほしいと思ってんだけど？』
それが惚れた弱みだ
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まさ(プロフ) - りえさん» ありがとうございます(^-^)ヒチョルとヒロインは愛は深まってますよー！しかし、現実は甘くないとこに2人は立ち向かってますので引き続き見守って頂けたら幸いです(●´ω`●) (2016年7月16日 14時) (
レス) id: 10cb8bc632 (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - すてきな言葉をヒチョさんからいただけました〜！信じていいんだよね？私・・・すっかりはまってしまってます(笑) (2016年7月16日 9時) (レス) id: 3c41713afa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まさ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2016年7月7日 2時
