呪い ページ22
私は神だ。
崇められる存在であり、空想の存在。
どうして私はこんなに弱い？
どうして私は誰も守れない？
なんで、なんで、、
「君には力がないからねぇ」
「…天神、相変わらず女の心を見るのが好きね」
「それはAちゃんだけさ、ここは僕の領域なんだ、挨拶をしに来たわけではなさそうだし、どうしたんだい？」
あのあと、夜トどまた会う約束をしてあそこを後にした。
「ちょっと調子が悪いみたい、いつものことだから気にしないで」
「それはそれは、お気の毒に…
ところで、君は前も同じセリフを僕に言ったね。だいたい…
80年前ほどに」
それを聞いて竜田姫は一瞬の疑問と、不快感を覚えた。
「なにが言いたいの？」
80年前など、もちろん今のAは生きていない。
そう、彼が言っているのは4代も前の自分。
「なつかしいねぇ、あの頃の君はまだあの神器もいなくて、荒れていた」
「覚えていないわ」
「龍壬もあの頃は酷かったね、私はあんなに他の匂いをつけたものを見たことがなかったよ」
なにがいいたいのだ、とAは思った。
それよりも辛さが勝った。痛い、体がオカシイ。
「君は死ぬ5年前にそれを言った。そして君はとても短命だ。
いったい誰に呪われた？」
それは、Aの過去を抉る、辛い辛い思い出。
「違う…」
彼女の唯一の思い出？
ある人との、思い出。
「やめて…」
「君はいったい何をしたんだ、なぜそんな呪いを背負っている」
彼女の過去は光ひとつない、真っ暗だった。
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まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年5月7日 23時) (
レス) id: 406c27ad01 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉花 - とても面白いです！更新楽しみにしています。 (2016年11月23日 12時) (レス) id: 280c39c4b9 (このIDを非表示/違反報告)
猫人形 元猫耳ｱﾔﾂﾘ人形 (°∀° )(プロフ) - くろこげさん» なんと！ありがとうございます！！これからも完結まで読ませて頂きます！応援させて貰います！！すごい好きですこの話！ (2016年8月22日 22時) (レス) id: 4193c1a1f5 (このIDを非表示/違反報告)
くろこげ - 猫人形 元猫耳ｱﾔﾂﾘ人形 (°∀° )さん» ありがとうございます。実を言うと、貴方のために更新したようなものです。とても励まされました。これからも不定期ですががんばっていこうと思います (2016年8月22日 1時) (レス) id: c233b9a2f9 (このIDを非表示/違反報告)
猫人形 元猫耳ｱﾔﾂﾘ人形 (°∀° )(プロフ) - 更新通知が来て嬉しかったです！！これからも応援します！楽しみに続き待ってます！ (2016年7月21日 20時) (レス) id: 4193c1a1f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろこげ | 作成日時：2014年1月25日 15時
