禊 ページ17
「はいっ、オッケー!」
小福の声と共に、パァンと背中を思いっきり叩かれる夜ト。
禊は無事成功し、雪音は妖にならず、夜トも死ぬことはなかった。
「ごめんねっごめんなさい、ひよりっ!」
泣きながら謝る雪音、周囲は優しくそれを見守る。
しかし、強風がふいた途端、顔色が変わった。
「なんて幸せそうな顔なんだろうね、笑っちゃう」
そっと、夜トの体に抱き着いたA。
皆、顔が強張った。
「お久しぶりです、兆麻さん」
涸壬は兆麻に頭を下げるが、その瞳はしっかりと夜トの方を向いていた。
「Aちゃーん、何しにきたのぉ?」
スッと、大黒を庇うように立った小福。
Aは分かったように、説明をした。
「安心して、龍壬や涸壬も居るけど貴方の神器に手を出さないわ。
用があるのは、ねぇ?夜ト」
一瞬雪音を見たA、鋭い視線を向けたのはこの場にいる全員が分かった。
「A、俺の神器を睨むのはやめてくれ怖がるからな」
「あらごめんなさい、.......どう?雪音くん」
「え?」
「うちの神器に、なる?」
「A様っ!」
叫んだのは、龍壬だった。
それを聞いた途端、Aは興味が失せたように雪音から視線を外した。
「冗談よ、こんなに主を刺し続けた神器なんていらないわ」
「あ、あの〜...」
この異様な空気を、ある人物が変える。
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まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年5月7日 23時) (
レス) id: 406c27ad01 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉花 - とても面白いです！更新楽しみにしています。 (2016年11月23日 12時) (レス) id: 280c39c4b9 (このIDを非表示/違反報告)
猫人形 元猫耳ｱﾔﾂﾘ人形 (°∀° )(プロフ) - くろこげさん» なんと！ありがとうございます！！これからも完結まで読ませて頂きます！応援させて貰います！！すごい好きですこの話！ (2016年8月22日 22時) (レス) id: 4193c1a1f5 (このIDを非表示/違反報告)
くろこげ - 猫人形 元猫耳ｱﾔﾂﾘ人形 (°∀° )さん» ありがとうございます。実を言うと、貴方のために更新したようなものです。とても励まされました。これからも不定期ですががんばっていこうと思います (2016年8月22日 1時) (レス) id: c233b9a2f9 (このIDを非表示/違反報告)
猫人形 元猫耳ｱﾔﾂﾘ人形 (°∀° )(プロフ) - 更新通知が来て嬉しかったです！！これからも応援します！楽しみに続き待ってます！ (2016年7月21日 20時) (レス) id: 4193c1a1f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろこげ | 作成日時：2014年1月25日 15時
