さいころさんの短編集 second

【赤桃】動物みたいだね ページ7

N side







「おーい！ぴよぴよー！！」


そう言って俺は、りうらの方へと話しかけた。

それも、めちゃくちゃ元気よく。


「ぴよ！！」


恥ずかしがって言ってほしかったのに、りうらはニコリと笑ってそう言った。

失敗じゃん、、かわいいけどさ！


「……」

「…どうしたの？」

「いや、なんもないけど…」

「うーん…」


りうらが黙ってしまった。

りうら、これされるの嫌だったのかな…と思ったが、まぁ誰でもこんなことされるのは嫌だろう。

大体わかってた。最低すぎだけど


「わんわーん！！」

「え？…俺？」

「あれ、今人の声聞こえたな…」


戸惑っていると、りうらが「？」という文字が浮かびそうな顔で、そう言ってきた。

え、まって、俺が言う雰囲気になってる

そんなん恥ずかしいし、嫌なんだけど…！


「わんわーん！！」

「ぅ……ゎ、わ…ん、？//」

「か、かわ…」


俺がそう言った瞬間、りうらは「う"っ…」などと言って、二人で座っていたソファーに倒れこんだ。

そんなに気持ち悪かったかな…


「言わせようとしたの俺だけど予想以上にかわいかった無理好き…」

「お〜い、りうら〜？」

「んへ…ないくんかわいすぎ……」


なにか言っていた気もするが、まあいいだろう。




「りうら、ソファーにぶっ倒れたままニヤニヤしてる…」






＿


本日より名前が「ひやの」になりました！

以前別サイトで使っていた名前なのですが、統一したくてですね…変えてみます！

ひやのさんとか呼び方はなんでも大丈夫です！(初タメ等は少し抵抗あるのでごめんなさい…)(ぜひこれから仲良くなりましょ！)(ぼっち)


＿



300hitありがとうございます！


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