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パスをし、味方はボールをキャッチする。
そのままゴールに手を伸ばし、バックボードの長方形の左上の角に当たり、ボールが入る。
『ないしょーっ！』
『ないすー！！』
『…まじごめん！』
普段言い慣れているらしい人達が、そう叫ぶ。
今は体育の授業中。
バスケットボールをしている。
私は、さとちゃんに 物理的に背中を押されて、そのまま補欠に入ってしまった。
あのときは、困惑もしたけれど、ほぼノリみたいなところがあったから、軽い気持ちで補欠に入った。
バスケットボール なめてました。
バスケ部の友達の後ろについて 少し走って その人にパスを回して、ゴールに入ったら 守るために引き返して、入らなかったら 全力で走って自分も入れに行ったり カットしてくる人を邪魔しにいって、強そうな人をマークして。
簡単に言えば、シャトルラン。
8分 × 3試合 で 24分。
ずっと走りまわっていた。
忘れないでほしい、私は美術部。
殺す気ですか、まじで。
さとちゃん許さん。
…あと、犬井くんのバスケ姿見れなかったし。(こっちが本命)
その後のお昼は、食べ過ぎてお腹をこわした。
6限目は、国語のはずだった。
しかし、なぜか理科になっている。
すると、前の席の高野さんがこちらを振り向いた。
「なんで理科…」
「あー、先生おらんから 変わったらしい」
「ふーん…最悪」
「それな」
「まぁ、あれでも見て元気だそ」
そう言って、私は横の同じ列で向かい合っている、犬井くんと竹中くんを指さした。
「…っ！？」
「wwww」
「かわいい…がんばる……」
「ww がんばろーw」
先生が来たところで、七宮さんの号令がかかった。
「きりーつ」
その授業は、いぬたけ を観察する会(ゆーて2人)になったのでした。
授業はなにも聞いていなかったけれど、2人が癒しすぎてかわいかったのでおっけーで。
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順調に更新できてる…
たくさん見てくれてありがとうございます！
めっちゃモチベになります…
ていうか これラブコメ要素なくないですか(今更)
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作者名：らぬ | 作成日時：2022年2月2日 22時
