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＿
「…あー、泣きそう」
「でも、うちらクラス一緒やん！！」
「まぁ、そーだけど…」
さかのぼること数十分。
新学年、学校に来ると、廊下にたくさんの人がいた。
クラス発表だ。
いつも一緒に投稿している、小野ちゃんと張り出された紙を見る。
すると、さとちゃんが向こう側から駆けてきて、同じクラス！と叫んだ。
一組だった。
犬井くんも、松永くんもいないけれど、竹中くんは同じクラスだった。
一人いるだけまし…？…いや、でも素直に嬉しい。
いぬいっせい見たかったよ〜！！最推しペアなのに！！
「…あー、泣きそう」
そして、今に至る。
いぬいっせい見れない、むり終わった
詩織とも離れたし、終わったほんとに
「あ、隣のクラスやん、二人」
「がちか、天才ありがとう」
「どやぁ〜」
「うざwww」
「おいっwww」
うちのクラスは結構はずれのクラスらしい。
女子のカーストがやばいし、男子もイケメンいないし。
あー！！！！いぬいっせいどこ！！！！とか心の中で叫びながら、さとちゃんと詩織と一組の教室へ向かった。
まだ旧クラスで集まって、その後移動だ。
最後のいぬいっせい、楽しもうじゃないか…っ
みなさん、急ですが、推しペアがじっくり見れる最終日に、推しペアが自分の机に繋いでいる手を置いてイチャイチャしてたらどうしますか。
しにますよね！？！？！！？
わ、恋人繋ぎしてる
え、付き合ってんじゃね
「ぐぁ〜…すき、好き、…すきぃ…」
「しぬなしぬなww」
「でも…あんなんみたら誰でもしぬ…」
なんか、違う意味で涙出てきた。
最後の最後までイチャイチャしてくれてありがとうございます大好きだよ愛してる本当に好きですあいらぶゆー…
あー！！！二人ともにっこにこやんかわいいなぁ！！！！
「「あれは付き合ってる…」」
「小波さんやん、」
「宇崎さん…」
宇崎柚花、同士と出会いました。
いや、でもまだだ。
腐女子はいつだって戦争をする。
高野さんとも戦争した。
そう……
どっちが受けでどっちが攻めか問題である！
「いぬいっせいってどっちが下やと思う？」
「個人的には、犬井くんやと思うんやけど…」
自分から話を切り出してみる。
「え！一緒！！！」
「え、がちか！嬉しすぎる…」
「これからはいっぱい語ろーな」
「もちろん」
いつのまにか仲良くなっていた。
＿
続く
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作者名：らぬ | 作成日時：2022年2月2日 22時
